立ち上がりは両者得点の奪い合いとなり、#5クリーナーのポストアップからの得点、#1関野の3PTなどで応戦していく。
仙台は高確率の3PTなどで良い流れを作っていくが、北海道がタイムアウトを請求して断ち切り、#2ラモス、#4寺園らのアウトサイドがテンポよく決まってリードする。
そこからは再び#2ラモスのドライブ、#14星野のジャンパーなどで加点し、オフェンスが機能する軽快な流れで6点リードし1Q終了。
2Qは開始早々#34盛實が加点。
#2ラモスのスティールからのダンク、#5クリーナーのダンクも決まり、勢いづいてオフィシャルタイムアウトへ。
タイムアウト後はシュートが落ち、相手に11-0のランを許す我慢の展開となり、一時は相手にリードを奪われるが、終わり際に#40ウェルシュのAND1、#5クリーナーのセカンドチャンスで盛り返し、1点リードで試合を折り返す。
後半、#5クリーナーのダンクや#2ラモスのバスケットカウントで一歩前に出るが、仙台も好調な#14青木の連続加点、#45ブースの3PTで、6:37には再び相手のリードに。
ここからはクロスゲームとなり、北海道は#4寺園のタフショット、#5クリーナーのワンハンドダンク、#2ラモスの3PTで再度リードするが、仙台にタイムアウトで流れを断ち切られ、61-61の同点で最終Qへ。
好調な仙台#14青木の得点に続き、#2星野のAND1、#7キッドの3PTで攻勢に出られてしまう。
#5クリーナーがダンクで対抗するが、その後が続かず、再び仙台#7キッドの連続3PTで2桁点差を背負う苦しい展開に。
攻守ともに勢いに乗る相手に対し、アグレッシブなディフェンスを突破できず、勝負所の6分間をスコアレスで終えて約20点のビハインドとなり試合終盤へ。
最後は#25アレン、#4寺園、#1関野らの加点で対抗するが、一度開いた点差は埋められず、AWAYで悔しい敗戦を喫する。
小野寺龍太郎HC コメント
小野寺龍太郎
ゲームを通じて仙台のエナジーレベルと『勝ちたい』という思いが非常に強く、それが今日の結果に繋がる最も大きな要因だったと感じています。
戦術的な細かい部分に関しては、これから映像を見ながら確認して、明日のゲームに向けて準備していきますが、試合を通してインテンシティも高く、リードしていても我慢強く戦い、チームとしてファイトをしていたのは仙台だったと思います。
青木選手の非常に素晴らしいパフォーマンスや、ブース選手、キッド選手に対してのディフェンスは改善が必要ですが、それ以外にもゲーム中にできることはたくさんあったと考えています。
今の自分たちが勝利するためには、どれだけディフェンスでコントロールできるのかが鍵だと思います。
ディフェンスをやって勝つ、というのが自分たちのやるべきスタイルですし、それが勝ちに直結する大きな要素だと考えているので、そういう部分ではもっと強度の部分やコミュニケーションの部分での向上が必要です。
今シーズンも残り3試合になり、CSや降格が無い中で、チームとして何を残して終わるのか、という部分がプロとして問われていると思っています。
アウェー戦で北海道からも多くの方が応援に来てくださっている中で、こういうゲームは絶対にしてはいけないので、明日カムバックするために、もう一度チームとしてやるべきことを整理して、気持ちの部分、エナジーレベルも含めて良い準備をしたいと思います。
#2 ドワイト・ラモス選手 コメント
ドワイト・ラモス
3Qまでは悪くはなかったのですが、4Qで勝負が決まってしまった試合になりました。
試合を通して同じことを繰り返しやり続けた相手に対して、自分たちはそこへのアジャストができませんでした。
オフェンスも決して悪くはありませんでしたが、特に最後の方はディフェンスでやられたフラストレーションが溜まってしまい、その流れでオフェンスも上手くいかず、相手は簡単に点数を入れる、という悪循環となり、最後にこのような点差になってしまいました。
今は連敗が続き、それぞれが悔しさやフラストレーションを抱え続けていると思います。
しかしフラストレーションを抱えたまま試合に入るのではなく、そこを自分たちの良いパフォーマンスに変えていかなければいけないです。
残り3試合、勝負の世界なのでどうなるかは分かりませんが、自分としては応援してくれるファンのためにも良い形でシーズンを終えたいです。
この状況を打破するもしないも、最後は自分たち次第だと思います。