今シーズン最後となる秋田との対戦は、落ち着いたハーフコートディフェンスを敷いた北海道が一歩前に出る立ち上がりとなる。
左右へのボールムーブから#2ラモスの外角シュート、#15島谷のアタックや#40ウェルシュへの合わせなど、in-out両方で得点を重ねるが、終わり際、秋田#5田口に4点プレーを許して追いつかれ、17-17の同点で最初のクォーターを終える。
立ち上がり、秋田#5田口の3PTに#25アレンが応酬するが、その後はシュートが落ちる我慢の時間帯を迎える。
その間、オープンから着実に得点を重ねる秋田にリードを奪われ、一時は10点差を付けられるが、#25アレン、#5クリーナーらの1on1や3PTで巻き返しを見せ、6点ビハインドで前半終了。
後半の入り、セカンドチャンスで粘って1ポゼッション差まで詰め寄るが、ポップからの加点に突き放されタイムアウトを請求。
ガード陣へのプレッシャー強度を上げた秋田に保持局面で苦しみながらも、#7中野の3PT、#14星野のドライブで対抗。
再度ワンポゼッション差まで詰め寄るも、相手ビッグ陣のミドルシュートで再度一歩前に出られて3Qを終える。
4Qも高いプレッシャーレベルを前に重たい流れが続き、最初の3分半を無得点で終える。
#25アレンのフリースローで得点を動かすが、ペイントでの失点が重なりリードを広げられてしまう。
タイムアウトを請求して流れを断ち切りたいところだったが、タイムアウト明けのオフェンスでも得点を得られず、内外からの加点を止められず17-0のランを許す苦しい展開。
終盤、ようやく#6菊地のドライブが決まるが、ここまでの展開を覆すことはできず、ホームで厳しい敗戦を喫する。
小野寺龍太郎HC
小野寺龍太郎
「秋田とは4度目の対戦で、お互いの特徴を分かった上でのゲームでした。
入りは決して悪くなく、ディフェンスでコントロールしながら進んでいましたが、1Qの終わり際に4点プレーを許すなど、本来であれば防げたはずの失点を許してしまいました。
そこから簡単なバスケットカウントや、スポットのシュートなど、様々な要素でコントロールしきれなかった試合となりました。
後半、3Qは内容が良くないなりにもゲーム自体は成立していたと思いますが、4Qに入ってから、得点が滞り、ファウルストップを狙うも笛が鳴らないなど、自分たちの思い通りにいかないことが増えました。
次第にやるべきことがことごとくできず、ディフェンスが壊れてしまい、失点を重ねてしまう、非常に良くない内容となってしまいました。
シーズン終盤となるこの時期は、今シーズン積み上げてきたものを出し切るべきだと考えていますが、前節の佐賀戦GAME2に引き続いて非常に悪い内容のゲームをしてしまい、悔しいという言葉では軽く感じています。
残り少なくなってきたホームゲームで、今日のような試合をお見せしてしまったのは申し訳ない気持ちでいっぱいです。
どのような状況でも全力でプレーして、ファイトする姿をお見せするために、週末のホーム戦に向けて良い準備をして臨みたいと思います。」
#1 関野剛平選手コメント
関野剛平
「今日の試合は自分たちのシュートが入らず、本来やるべきことも遂行できず、その結果相手にはいつも以上に良いパフォーマンスを出された試合だったと思います。
自分たちの失点とミスが重なり、追い付きたくても追い付けなかった試合でした。
自分たちはもうCSに出場することはできない状況ですが、一人ひとりがディフェンスも責任を持ってプレーしていかないと、残りのシーズン、どのチームが相手でも勝つことはできません。
今日も1on1など個人で打破されたシーンが多かったと思うので、最後までしっかりとプライドを持って戦いたいと思います。」