りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON 第18節 A東京戦 GAME1 試合レポート
入りはターンオーバーが続いてゴールに向かえない立ち上がりとなるが、#5クリーナー、#4寺園らの加点ですぐに回収し、相手のミスを誘う力強いディフェンスを展開。
拮抗した展開の中一時はリードするも、終盤は相手の精度高い攻撃を崩せず連続得点を奪われ、6点ビハインドで最初のQを終える。
序盤は#2ラモスの3PTが決まるが、その後が続かず、速いペースで点を重ねるA東京に引き離され2桁ビハインドを背負ってしまう。
何とかディフェンスで踏ん張って凌ぐものの、セカンドチャンスを奪われ、一時はさらに点差を広げられる苦しい展開へ。
タイムアウトで重たい流れを断ち切り、#7中野の4点プレーや#34盛實の3PTで反撃し、8点ビハインドで試合を折り返す。
後半は#40ウェルシュの加点、#2ラモスのアタックからスタートし、わずかに点差を縮めるが、両者譲らないタイトな展開が続く。
#2ラモスが一瞬の隙を逃さず3PTを沈めると、#25アレンの加点が続いて1点差まで迫り、#40ウェルシュのダンクで遂に逆転に成功。
その後、激しく攻守が入れ替わる試合展開の中、A東京の遂行力の高いオフェンスを前に再びリードされるが、終わり間際の#4寺園のアタックでリードを奪い返し、1点リードで3Q終了。
#4盛實が最初の2分で2本の3PTを沈めて会場を沸かせるが、相手も決して譲らず、すぐに僅差を争う展開となる。
3:10には#75小酒部の3PTで逆転を許し、残り8秒、ファウルも嵩む中でフリースローから加点され3点ビハインドとなる。
厳しい状況に追い込まれるが、好調の#2ラモスが勝負強い3PTを沈め切り、勝負はオーバータイムへ。
立ち上がりに#5クリーナー、#2ラモスらの3PTが決まってリードし、一歩前に出る。
相手の冷静な加点に追い上げられるが、#4寺園がきっちりとツースローを沈めるなどで点を積み上げ、激しい攻守の末にホームで大きな勝利を掴む！！
小野寺龍太郎HC
小野寺龍太郎
「今日の1Qの入りとしては、相手をロースコアに抑えられていましたし、悪くなかったと思います。
自分たちの得点がそれほど伸びないというのは、A東京さんと対戦するチームはどこもそういう傾向になると想定内でした。
その中でもA東京さんの得点をコントロールして、40分間終わったタイミングで70点というのが一つの達成ラインだったので、そこに向けて1Qの入りは悪くなかったと思います。
ただ、1Qの終わりで連続得点を許してしまったのは良くなかったです。
自分たちの得点が2Q含めて停滞する時間が長かったのは、相手のフィジカルレベルであったり、サイズ、ディフェンスのアジャスト面に素晴らしいものがあったので、そこが自分たちの得点が伸びない時間帯に繋がっていたと感じています。
ハーフタイムから後半の入りに修正できたポイントとして、オフェンスの良い終わり方もできて、ディフェンスでもA東京さんのアクションに合わせて何をやられてはいけないのか、自分たちの中で明確に絞って準備をした結果として、4Q終了時点で71点取られてしまいましたが、想定内のゲームだったと思います。
4Q、相手がタイムアウトを早く使い切っていたなか、もっとリードを広げるべき状況でしたが、チームとして我慢しながら、タフなショットをドワイトが決めてくれて、最後同点に追いつくことができました。
オーバータイムでも良いディフェンスとリバウンドを続けた結果、勝つことができたので、修正点はありますが、最後まで集中力を切らさずに戦えていたと思います。
相手のセカンドチャンスとフリースローをコントロールできたことも大きな勝因だったと捉えています。
明日のGAME2は今日よりもっとタフなゲームになることは間違いないので、応援してくださるファンの皆さんの前で連勝できるチャンスがありますので、明日も勝てるようにしっかり準備をしたいと思います。」
#2 ドワイト・ラモス選手
ドワイト・ラモス
「今日の試合はチームとして良い試合だったと思います。
コートに立った選手たちそれぞれが自信を持って、チームの勝利に貢献した試合だったと思います。
前半に関しては、相手のリバウンドに圧倒されていた部分はあったのですが、後半はしっかりとアジャストして、競りながら最終的には勝つことができて良かったです。
今日もたくさんの応援をありがとうございました。
明日のゲームもファンの皆さんのために勝てるよう頑張りますので、ぜひ今日以上の応援をよろしくお願いします。」
■メインデル選手とのマッチアップについて
メインデル選手とは、昨シーズンも、昨夏の代表戦でもマッチアップをしています。
選手である以上誰も連敗は望まないので、明日は彼も今日以上にハードに戦ってくると思うので、個人的にも準備して臨まなければいけないと思っています。
■4Q残り数秒でボールを託されたときの気持ちはいかがでしたか
寺園選手が”ドワイトに託す”とボールをくれたので自信を持って打ちました。
打った瞬間、80％は入ると思っていました。
■本日22得点の活躍について
自分のパフォーマンスは良かったと思います。
試合に入る前に、自信を持ってフリーにプレーをして良いとHCが言ってくれたので、しっかりプレーできたと思います。
#4 寺園脩斗選手
寺園 脩斗
「今日のゲームに向けて、試合の入りからフィジカルに戦わなければ勝つレベルまでいけないという話をして臨みました。
そのことが今までのゲームよりも40分間できた試合だったと思います。
そして、4Qの最後にラモス選手があの3PTを決めてくれたことがチームとしても大きかったですし、そこをきっかけに勝つチャンスが生まれて、そのチャンスをチームでしっかりと掴むことができたと思います。」
■OTの最後にリバウンドを取った場面について
3点差で相手は3PTを狙ってくるとわかっているなか、立て続けに打たれてそのリバウンドも取られてしまっていましたが、自分の近くにボールが来たので、何としても取らなければいけないという気持ちで飛び込んで、結果的にファウルを獲得できたので良かったです。
ただ、その前に1本でも決められていたら、同点から再度オーバータイムとなった可能性もあったので、今後自分たちが勝ちを増やしていくうえで、1本目でしっかりと取りきることが必要になってくると思います。
■最後の場面をラモス選手に託したことについて
今日は自分が良い形でシュートを決めきることができておらず、ラモス選手はあれだけ当たっていて、気持ちよくプレーできているのも見ていてわかったので、HCとも話して、最後の場面はドワイトに託そうという話しをしており、しっかり決め切ってくれました。