#4寺園、#1関野らのアタックや意図したディフェンスが形になり軽快な滑り出しとなるが、千葉Jも3PTを中心とした強力なオフェンスからリードを作り、北海道は追いかける試合展開となる。
点の奪い合いが続く中、#14星野、#5クリーナーの3PTなどで相手の加点に対抗し、2点ビハインドで最初のクォーターを終える。
どちらに流れが転ぶか分からない試合展開から、相手の3PTで点差を開かれかけるが、なんとか喰らい付き1ポゼッション差でオフィシャルタイムアウトへ。
タイムアウト明け、#40ウェルシュがダンクを沈め1点差まで迫ると、#7中野の3PTで逆転に成功。
その後も集中力を切らさず、#5クリーナー、#40ウェルシュらインサイド陣が0-8のランを作り、このQは相手を10得点に抑える好守も展開し、7点リードでゲームを折り返す。
後半は合わせからの#40ウェルシュの加点からスタート。
互いに流れを引き寄せたい時間帯、千葉Jに点差を詰められ後半1回目のタイムアウトを請求。
その後も#2富樫の加点などで追い上げられ相手の攻勢となるも、#34盛實がタフショットを沈め、#14星野もレイアップで続くなどで相手のリードを許さず、4点リードで最終Qへ。
開始早々、相手に3点プレーを許して1点差まで詰められ、その後フリースローから逆転を許す。
またターンオーバーから再び3点プレーを許すなど、北海道は3分間スコアレスの一方、14-0のランを許して一気に10点ビハインドを背負う苦しい展開。
タイムアウトで悪い流れを断ち切りたいところだったが、ターンオーバーも続いて自分たちの流れに持ち込むことができないまま試合終盤へ突入。
最後までファイトするも逆転は叶わず、75-67で悔しい敗戦となった。
小野寺龍太郎HC
小野寺龍太郎
「前半は攻守ともに、自分たちのプランの中で途中若干調整しつつも悪くない入りができたと思います。
3Qも我慢しながら、ミスもありながらもリードを保ちながら終えることができました。
後半はタフなゲームになることは想定しており、選手たちは頑張れていたと思います。
ただ、4Qに入り、千葉Jさんがon1の状況でアドバンテージを作ることができず、ターンオーバーやフリースローのミスなど、オフェンス・ディフェンス共に課題の残る内容になってしまいました。
ゲームの入りから30分間は、反省点もありながらも、自分たちのプランの中でプレーできている時間帯を長く作れていましたが、4Qに大きなランを許してしまいました。
様々なラインナップでプレーしている中、スコアリングやディフェンスのミスなど、最終Qは勝つべき内容ではありませんでした。
自分たちの弱みであり、千葉Jさんの強みである部分を感じたゲームでした。
選手たち、スタッフも含めて、明日もう一度戦えるチャンスがあり、千葉Jさんのようなタレントチームに勝つためには、通常通りプレーするだけでは足りません。
ミスなく、100%、120%のプレーをしなければ勝てない相手だと捉えているので、メンタリティの部分も含めて、明日もう一度トーンセットして、チームで挑みたいと思います。」
#5 ライアン・クリーナー選手
Ryan Kriener
「3Qまではチームとして非常に良かったと思います。
最終Qで相手のシュートが当たりはじめ、波に乗らせてしまい、それに対抗することができないまま敗れてしまいました。
試合を通して自分たちのディフェンスができている時は良い流れを作れていましたが、4Qの入りに自分たちのオフェンスの終わり方が良くない時間帯があり、ディフェンスで適切なポジションを取れていないことで相手の得点に繋がってしまい、逆転を許してしまいました。
明日は今日以上に強度を上げて、出だしから良いバスケットをしたいと思います。
試合を通して、オフェンスの終わり方を意識し、今日の課題を修正して、良いディフェンスに繋げたいです。」
■チームとしてリバウンドで優位に立っていましたが、意識していた点があれば
自分たちはHCはじめディフェンス重視のチームです。
今節に限ったことではなく、ディフェンスリバウンドを取りきってディフェンスを終わらせることを大事にしています。
そしてこのチームにはウェルシュ選手がおり、常にリバウンドでチームに貢献してくれています。
このペースでいくと今シーズンのリバウンド王のタイトルを彼が獲ることになると思いますし、それを願っています。
■30得点とオフェンスを牽引していましたが、自身のオフェンスで特に良かった点は
何本かはタフショットを決めましたが、そのほとんどは、ディフェンスからチームが走って、その結果得点に繋がっています。
ガード陣が走っている自分を見つけてくれて、パスを出してくれた結果であり、チームメイトの力が大きいと思っています。