りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON 第12節 川崎戦 GAME2 試合レポート

1Q

入りはリバウンドを奪われて先行されるが、早めのタイムアウトで修正を図る。
トランジションからビッグ陣が加点するなどでリードを奪い返すが、互いに引かずリードチェンジを繰り返す拮抗した展開が続く。
最後は相手ペリメーター陣の加点で離されかけるが、#40ウェルシュがゴール下で対抗し2点ビハインドで1Q終了。

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2Q

#25アレンの加点やトランジションからの#2ラモスの得点で再びリードに転じるが、川崎の連続得点などで再び流れを奪われる。
#34盛實の3PTなどで踏ん張りワンポゼッション差でオフィシャルタイムアウトへ持ち込むものの、0-11のランを許して拮抗状態を破られてしまい、2桁ビハインドを背負って前半を終える。

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3Q

後半も思うような入りができず9:01に最初のタイムアウトを請求するも、相手の強いプレッシャーに対しハーフコートオフェンスでも重たい展開が続き、この日最大の19点ビハインドを背負う。
ここで諦めず#1関野、#34盛實の3PTと続くと、#4寺園、#2ラモスらを筆頭にアグレッシブなシュートが光って18点のランを奪う巻き返しに成功。
相手のターンオーバーを誘う好守も見せ、3点リードに転じて最終Qへ。

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4Q

互いに譲れない4Q、入りは点を取り合うが、ターンオーバーなどから再びリードを奪われ、1点ビハインドでオフィシャルタイムアウト。
激しくリードチェンジを繰り返す展開の中、#2ラモスのアタックや3PTなどで対抗するが、相手も引かずクロスゲームのまま試合終盤へ。
残り37秒、#5クリーナーのAND1で1点リードを奪うものの、相手のツースローで残り20秒で再びビハインドに。
迎えたレバンガのラストポゼッション、残り7秒で寺園が1on1から試合の決定打となるタフショットを沈めて再びリードを奪い返し、最後はチームで守り切って手に汗握るGAME2を連勝で締めくくる!

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小野寺龍太郎HC

HC

小野寺龍太郎

「今日は川崎さんがタフなディフェンスからアグレッシブなアタックをしてくるとわかっていました。
通常のゲームとは異なり、フィジカルバトルの要素が強くなり、まずはディフェンスで川崎さんをストップすることが鍵になると考えていました。
ある程度想定はしていましたが、前半だけで48点取られ、外国籍選手によるフィジカルバトルで早い段階でファウルトラブルに陥ってしまい、川崎さんのゲームになってしまっている状況で、後半の入りもビハインドが広がってしまいました。
ビハインドが19点になった段階で、これ以上点差が広がり時間が過ぎていくことは自分たちの負けに繋がっていく可能性が高くなると判断し、勝つ可能性を上げるには19点をひっくり返す必要があり、オフェンスでスコアに絡めるような選手たちをユニットで投入しました。
今日であれば、ラモス、寺園、盛實、ファウルトラブルの状況ではありましたが、ライアン、トムと、非常にオフェンシブなラインナップの時間が長くなりましたが、守っているだけでは勝てない状況だったので、まずはペースを上げて、通常では打たないような早いタイミングで積極的にシュートを打っていくようにしました。
オフェンスでの積極性によってディフェンスの強度も上がり、コミュニケーションレベルも上がり、全体に良い影響を及ぼし、3Q終了時点で3点リードに転じることができました。

4Qは苦しい状況が続きましたが、最後に寺園がタフショットを決め切ってくれましたし、ラストポゼッションもチームで守り切ることができ、自分たちで勝ちを掴むことができました。
悪い内容ながらもタフに我慢し続けて最後に勝つゲームは今シーズンあまりなかったので、昨シーズンからの成長でもあると思います。
水土日の連戦が続く状況では勢いも大事だと考えているので、次のホームでの茨城戦も勝つために準備をしていきたいと思います。」

■寺園選手のリーダーシップについて
「寺園選手は今季はキャプテンではありませんが、昨季関野選手とWキャプテンを務めてくれていました。
寺園選手が下を向くことは絶対にありませんし、自分のパフォーマンスに左右されず、常にポジティブに、チームの勝利のために、コートでもベンチでも力を尽くせる素晴らしいリーダーシップを持っている選手です。」

#2 ドワイト・ラモス選手

SG/SF

Dwight Ramos

「自分が3Qにコートに入った時点で15点のビハインドを背負っていました。
このまま何もできずに終わるのか、ここから巻き返すのか、どちらかの状況だったので、あまり何かを考えるというよりは、とにかくアグレッシブにプレーするしかないと思っていましたし、結果的にシュートが入って逆転し、最後に勝利することができてよかったです。

正直ここ数試合は攻守ともに自分のプレーはあまりよくなかったと思います。
後半に最大19点差をつけられた中で逆転し、勝利することはなかなかないことなので、今日の試合が良い方向に作用して自信に繋がっていくと思いますし、自分個人としても、チームとしても、良いきっかけになればいいなと思います。

今のチームは成長途中で、今シーズンもあと約3分の2が残っており、選手たちそれぞれが活躍する場面が出てきています。
今以上にチームケミストリーが出てくると、よりチームとしてステップアップできると思うので、まだまだ今後チームとして良くなっていくと思います。」

#4 寺園脩斗選手

PG

寺園脩斗

「最後の場面はチームとして僕の1on1ということで託してくれたので、周りは見ずに絶対に決めてやるという気持ちだけで押し込んだシュートでした。
結果的に決まらないこともあると思いますが、恐れずに打ち切れたことがシュートが入ることに繋がったと思います。

どれだけ流れが悪くても、チーム一丸となって戦えたこと、それを勝利に繋げられたことはこの2試合の収穫だと思うので、チームで戦い続けることを今後も継続していき、次の茨城戦に臨みたいと思います。」

■前半と後半の違いについて
「GAME1と違ってライト選手とジョーンズ選手のポストアップから簡単に得点を重ねられてしまい、ディフェンスの強度が昨日よりも弱くなり、受け身になってしまったことが、相手に流れを掴まれた要因だと思いますし、自分たちのリバウンドでボールウォッチをしてしまい、セカンドチャンスからの得点を許すなど、自分たちがやられてはいけないプレーでやられてしまう場面が多かったのが前半でした。
後半に入り、まずチームでディフェンスの強度を上げることと、追い上げに関しては、ラモス選手はスコアする能力が高いので、最近はなかなか結果がついてきていませんでしたが、3Qに入りアグレッシブにプレーして得点を重ねチームを救ってくれましたし、彼のプレーが勝ちに繋がったと思います。」

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