ファーストオフェンスで#4寺園がアタックから得点するが、秋田の前線からの激しいプレッシャーディフェンスを受け、序盤はターンオーバーなどから流れを掴むことができない。
オープンをつくり#4寺園、#34盛實、#5クリーナーらがリズム良く加点し一時リードに出るが、秋田に同じくアウトサイドからの加点を許し、3点ビハインドで1Q終了。
#34盛實の連続3PTで早々にリードを奪い返すと、粘り強いオフェンスリバウンドから#14星野が連続加点に成功。
その後もボールムーブやセカンドチャンスから#2ラモス、#40ウェルシュらが加点すると、相手のミスを誘う好守からチャンスを掴み、徐々にリードを広げ、最後の3分9-0のランで相手を突き離し、15点リードでゲームを折り返す。
試合は再び拮抗し、#66松下の3PTなどで膠着状態を打開したいところだったが、ペイントからの失点が重なり、追い上げを許す我慢の展開となる。
トランジションから#1関野の3PTが決まるも、その後もターンオーバーから波に乗れない時間帯が続く。
終盤、#4寺園の3PT、#34盛實がコーナースリーを決め切り、2桁点差を死守して63-52で最終Qへ。
開始早々連続加点を許して点差を詰められ、ハーフコートオフェンスでも思うような形を作ることができず、最初の5分間は2得点にとどまり、1点差まで詰められてオフィシャルタイムアウトへ突入。
その後#7中野のバスカンが決まり、再びリードを得たいところだったが、リバウンドを奪われ、ターンオーバーから走られるなどで残り50秒で4点ビハインドに。
最後はファウルゲームに持ち込むも、決定打を沈めることはできず、77-83で悔しい敗戦となった。
小野寺龍太郎HC
小野寺龍太郎
「入りは良かったと思います。
前半は攻守ともに準備したプランの中で、自分たちがやるべき内容のゲームができた時間帯が長く、それが点差にも表れていました。
前半はリードで終えましたが、後半は少しのディフェンスミスやトランジション、リバウンドの部分など、基礎的なことができていない時間帯が目立ち、秋田をディフェンスストップできず、リードを無くして逆転され、残り2分を迎えた試合展開となりました。
色々と修正すべきポイントはありますが、後半はアグレッシブなゲームができず、消極的なプレーが目立ち、オフェンスリバウンドも取られてしまったことがこの結果に繋がってしまいました。
対する秋田は、ビッグ、スモール関係なく、チームとしてリバウンドに飛び込んでおり、中山選手も素晴らしいハッスルを見せていました。
敵味方関係なく、秋田の後半のアグレッシブなバスケは素晴らしかったです。
自分たちはそれに対して背中を見せてしまう時間帯があったことで、秋田に流れを渡してしまったと思います。
今日は非常に良くない負け方をしたので、ここからカムバックするのは大変ですが、試合後のロッカーでは、しっかりマインドセットして、明日勝利する気持ちでここに集まってほしいと話をしました。
ホームで連敗してはいけないので、40分間アグレッシブな姿勢をファンの皆さんにお届けしたいですし、勝利を目指したいと思います。」
#40 トーマス・ウェルシュ
Thomas Welsh
「前半と後半は全く違うチームになってしまったと思います。
秋田はチームの特長でもあるように、プレッシャーレベルが非常に高く、前半はそれに対するプランをよく遂行できたと思うのですが、後半はそれができず、プランを遂行できた場面が少なくなってしまいました。
また後半は、秋田に対してコート上のメンバーが消極的になってしまい、誰がリーダーシップを取るべきか、どこでアドバンテージを作るべきかを定めることができませんでした。
そうした迷い、姿勢の部分を突かれて、相手は決めるべきシュートを決め、勢いを渡してしまったことが負けに繋がってしまったと思います。
今日の敗戦からチームが学ぶべき点はたくさんあります。
明日は前半のような姿を40分間継続してお見せしたいと思います。」