#5クリーナー、#2ラモスの積極的なインサイドへのアタックで入りはやや先行するが、すぐに取り返され、その後も#2ドワイト、#5クリーナーが柱となり得点を重ねるも、流れを掴みきれず拮抗した試合展開となる。
#66松下のグッドディフェンスから#5クリーナーがダンクを沈め勢いに乗りたいところだが、終盤はシュートが落ち、相手に上回られて22-15で1Q終了。
広島のディフェンスを突破できず重たい立ち上がりとなるが、#5クリーナーが走って加点、#ラモスのファストブレイクなどで対抗。
しかしその後は広島#13エヴァンスの連続加点など相手の攻勢を断ち切れず、徐々に点差を離される苦しい展開へ。
終盤、#25アレンのアタックが決まり、#2ラモスの3PT、#15島谷のアタックなどでやや遅れを取り戻して前半を終える。
後半も重たい試合展開を打破できず、攻守ともに苦しむ時間帯が続くが、#25アレン、#34盛實らの3PTが決まると、#5クリーナーのAND1、#4寺園のアタックからツースローを獲得するなどでアグレッシブさを取り戻し、12点ビハインドで4Qへ繋ぐ。
序盤にビッグプレーを許して広島のペースに飲み込まれてしまう。
#2ラモスのAND1などで粘るが、状況は打開できず徐々に点差を離される苦しい展開が続く。
終盤はターンオーバーも重なって失点がかさみ、反撃に出ることは叶わず、バイウィーク明けの一戦は悔しい敗戦を喫した。
小野寺龍太郎HC
小野寺龍太郎
「広島さんがどのようなラインナップで来るかわからない部分がありましたが、恐らく河田選手が復帰するだろうとして3ビッグの状況を想定して準備をしてきました。
そのことで、試合を通して3ビッグに対する意識が強くなってしまい、本来やるべきプレーや選手たちの積極性を奪ってしまう時間帯が長くなり、特に前半につけられたビハインドが試合の結果に影響する要因の一つになってしまったと思います。
スイッチのカウンターであったりピック&ロールゲームに関しては、自分たちが準備してきたものでしたが、そこにフォーカスしすぎてしまいました。
ディフェンスでは我慢できていた時間帯もありましたが、リバウンドやトランジション、特にエヴァンス選手の1on1などから簡単な失点を多く許してしまっていたので、プレッシャーレベルがもっと必要でしたし、リバウンドではもっとファイトしなければいけなかったですし、コミュニケーションも足りていませんでした。
今日の試合をしっかりと分析し、オフェンス・ディフェンス共に、明日のゲームに向けてより精度の高い準備をして、明日は今日とは違う結果を掴めるように臨みたいと思います。」
#2 ドワイト・ラモス
Dwight Ramos
「結果として点差は離れされてしまいましたが、プレーの感触として、点差ほどの差はなかったと感じています。
相手が特徴的なディフェンスをしていた時間もあったので、チームとしてオフェンスの場面で少し慌ててしまった部分があったかもしれません。
明日はチームとしてより落ち着いて、集中力を高めてプレーしたいと思います。
明日は、相手がどんなラインナップで、どんなディフェンスのスタイルであっても、まずはその時のコートの状況をしっかり読んで、一人ひとりが冷静に判断して、落ち着いてプレーすることがオフェンスの鍵になると思います。」
■インサイドで積極的に得点を重ねていましたが、ご自身の感覚はいかがでしたか
「シューティングの段階で、ゴールがやや硬い印象があったので、外からのシュートは入りにくいかもしれないと感じ、なるべくインサイドで得点を狙いに行こうと考えていました。 ただ、後半は外からのシュートが多くなってしまい、確率も低かったので、反省点の一つです。」
#34 盛實海翔
盛實海翔
「リーグ戦中断期間明け、そして自分にとって久しぶりの試合となることもあり、楽しみにしていました。
怪我からの復帰戦となり、まずはコートに立ってプレーできたことがよかったです。
チームとしては結果として負けてしまったので、改善しなければいけないことも多くある試合でした。
対広島戦に向けて、3ビッグに対する準備をしてきましたが、相手を見てから動くような受け身になってしまっていたので、もっと先に先にと動いていく必要があると思いますし、やっていること自体は間違っていないと思うので、その精度であったり、一瞬の判断を、コートの5人が共通認識を持って見るべきところを見てプレーしていないと、相手に対応されてしまうと感じました。
明日は受け身にならず、コート上の5人がしっかり状況を判断して、積極的にプレーすることで今日とは違う結果に繋げたいと思います。」
■移籍後、まだ試合数は少ないですが得点が伸びていますが、意識の変化やチームから求められることの違いなど、何が要因だと捉えていますか
「その両方があると思っています。
このチームに入って、コーチからは、ディフェンスはもちろんですが、オフェンスの部分で求められることが多いですし、求められることに対して、得点だけじゃなくアシストも含めて、チームに貢献できるように積極的にやっていきたいですし、もっと精度を高めて向上して、自分の良さが出していけたらいいなと思っています。」