インテンシティ高いディフェンスで開始3分宇都宮を無得点に抑える。
#40ウェルシュ、#2ラモスらの得点で先行するも、その後簡単に得点を積み上げることができず拮抗した滑り出しとなる。
相手インサイド陣に押し込まれ、ややビハインドに転じるも、全員でオフェンスリバウンドに飛び込み、再び#40ウェルシュのジャンパー、AND1などで対抗。
終わり間際、セカンドチャンスから#6菊池のブザービーター3PTが決まり、リードを奪って1Q終了。
2Qも互いに譲らず激しい攻防が続く中、#5クリーナー、#4寺園らの加点がコンスタントに決まり流れを渡さない。
相手も得意の3PTから加点し流れを奪い合うが、#5クリーナーがAND1などから2Qだけで12得点と躍動。
さらに#40ウェルシュが大きな3PT、AND1をねじ込んでリードを死守し、45-40でゲームを折り返す。
開始早々に#5クリーナーの3PTが決まるが、その後はややオフェンスが停滞し、相手の追い上げを許す我慢の時間帯へ。
ルーズボールに喰らい付くなど泥臭さを見せつつ、#15島谷のアタック、#40ウェルシュのアリウープなどで何とかリードを保つものの、終盤はターンオーバーから走られて逆転を許し、4点ビハインドで最終Qへ。
最終Qは#4寺園がジャンパーを沈めてスタート。
#1関野のグッドディフェンス、#40ウェルシュが加点して同点に戻し、#1関野の3PTで一時リード奪い返すが、すぐに決め返され流れの奪い合いが続く。
1点を追いかける展開で迎えた終盤、宇都宮の勝負強さが光り、連続3PTを受け8点ビハインドを背負ってしまう。
#5クリーナーの加点でわずかに点差を縮め、最後はファウルゲームで挑むが、逆転に至れぬまま時間が過ぎ、79-88で悔しい敗戦となる。
小野寺龍太郎HC
小野寺龍太郎
「昨日のゲームが内容的にも結果としても自分たちが望んでいるゲームではなかったので、今日のミーティングでしっかり選手たちのマインドセットと、何をやらなければいけないのか、宇都宮さんのどの要素を止めて自分たちはどこをアタックしていくのか、そういったことを確認しながら臨んだゲームでした。
試合の入りは、相手を止める部分はコントロールできていましたし、決めるべきショットも決めながら、リードを保って1Qを終えることができました。
2Qも含めて前半は、オフェンスの部分で細かいミスはありましたが、スコアもできていましたし、トータルとして悪くないオフェンスの時間帯が多かったです。
ただ、前半に関して言えばジェレット選手のミドルショットが5/5と落ちなかったですし、ニュービル選手の1対1からのバスケットカウントなど、個の力で打開されてしまうことが多くありました。
昨日と違って前半をリードで終えられた選手たちのカムバックは素晴らしかったですが、3Q、4Qの勝負時に決めるべきシュートを決める宇都宮さんのチームとして成熟度や、接戦になりながらも連勝を続けている強さを感じました。
強豪チームに対して最後の最後まで自分たちにも勝つチャンスがありながら勝ち切れなかった、勝ち切っていくには何が必要だったのか、40分間通して何が必要なのか学ぶためには必要なゲームだったと思います。
宇都宮さんの試合を通して高いシュート確率で効果的なオフェンス効率に対して、自分たちは逆に決めるべきショットが決められなかったり、フリースロー獲得につながるプレーが出せず、自分たちでコントロールできないことにフラストレーションが出てしまう時間帯があったので、そこも修正しながら、リーグ戦中断期間に今季ここまで14試合の改善点を整理しながら、リーグ戦再開に備えたいと思います。
フラストレーションが溜まりながらも選手たちは我慢強くプレーしてくれました。
彼らを勝たせてあげたかったですし、たくさんのファンの皆さんがいる会場で勝ちをお見せすることができず、すごく悔しいゲームでした。
11月末のAWAY広島戦を経て、12月のホーム戦までにファンの皆さんに勝つ試合をお見せできるようにチームとして準備していきたいと思います。」
#5 ライアン・クリーナー選手
Ryan Kriener
「昨日は内容の良くない試合をしてしまった中で、今日はチームとしても改善できた部分は多かったと思いますし、戦えていた部分はあると思います。
昨日の試合を見直して、宇都宮さんに対してどのようにアタックをして、何を止めていくのか明確にして今日の試合に臨みましたが、最後に勝つことができませんでした。
昨日のようなゲームから今日は接戦の展開になり、ただ、最後は足りない部分があり負けてしまったことはとても悔しいです。
個人的には現状を可能な限りポジティブに捉えて、チームとして良くなっていくことを心掛けながら、リーグ戦再開に向けて準備していきたいです。」
■GAME1は5得点、本日GAME2は22得点とカムバックできた個人的修正ポイントは
今日の試合に関しては、可能な限り自分らしくプレーしようと心がけました。
戦術戦略の面で言うと、ミスマッチを作りながら自分がフィニッシュする形を作れたことが得点に繋がったと思います。
22得点は嬉しいですが、改善点も多くあったと思っています。
昨日の試合に関しては全体的に良くなかったと思いますし、シュートを決めきることもできず、チームに対しても自分に対しても、ファンの皆さんに対しても申し訳ない気持ちです。
■リーグ戦中断期間を経て、チームとしてどのように巻き返したいか
今シーズンのレバンガ北海道は、若い選手や新しい選手も多い中、はじめはどうすればお互いの持ち味を出せるのか、役割などを模索している印象でした。
プレシーズンを経てシーズンが始まり、数試合を終えましたが、自分たちがどのような形でプレーをしなければいけないのか、全員が理解してきたと思います。
ここまでの結果で、負けは負けとしてカウントされていますが、確実にチームとしてのバスケは良くなってきていると思っていますので、今後もさらに良くなっていけると思っています。
選手それぞれが改善すべきことを改善して、しっかりとコンディションを整えて、リーグ戦再開時にチームとしてより良くなっていきたいです。」