立ち上がりからシュートを外さない宇都宮に先行される。
#66松下のアタック、3PTなどで対抗するが、相手のオフェンスを崩すことができず、速いペースで連続失点が続いて大量ビハインドを背負う苦しい展開に。
#4寺園のアタック、#7中野の3PTなどが決まるが、相手の流れを断ち切ることはできず、39失点という苦しい入りで1Qを終える。
ビッグ陣の加点、#4寺園の3PTなどで追い上げようとするが、宇都宮のペースを落とすことはできず、点差を縮めることができない。
フィジカルなディフェンスを前に得点ができず0-14のランを受けるなど厳しい展開が続くが、#1関野を筆頭にディフェンスから仕切り直し、#25アレンのフェイダウェイ、#15島谷のフリースローなどで1点ずつ積み上げ、37-60で前半を終える。
後半も相手のタフなディフェンスから得点を挙げられない時間が続き、タイムアウトを請求して修正を図るも、その後のオフェンスもターンオーバーで終えるなどで悪い流れを断ち切ることができない。
最初の5分間を2得点で終え、再びランを許す苦しい状況の中、ようやく#1関野の3PTが決まるが、その後はシュートが落ちて反撃に出ることはできず、大量ビハインドを背負ったまま最終Qへ。
#25アレン、#4寺園がアタックから加点してオフェンスのペースを上げる中、再び#14星野を投入し前線のディフェンスからの再起を図る。
少しでも点差を縮めたい時間帯、#14星野、#25アレン、#2ラモスの3PTが決まるが、大きく開いた点差を最後まで埋めることはできず、宇都宮の背中を捉えられないまま試合終了。
小野寺龍太郎HC
小野寺龍太郎
「試合の出だしのディフェンスのソフトさ、強度の低さ、コミュニケーションの不足が、宇都宮の3PTゲームを許してしまった大きな要因だと考えています。
最初の5分間で点の取り合いをしてしまい、そこのディフェンスの甘さが1Qの39失点に繋がってしまったと思います。
1、2Qの20分間で取られたとしても多い点数を、わずか10分で取られてしまい、それがゲームを決める大きな要因でした。
ディフェンスでのコミュニケーション、強度を保つことができなければ、ニュービル選手や比江島選手といったキープレーヤーにどのような対策をするのか、戦術、プランをどのようにするのかなど、何を選択しても上手くいかないと思います。
明日に向けてプランの大きな変更をかけるのか、どうアジャストするかはこれから検討しなければいけませんが、ディフェンスのボールプレッシャー、コンタクトの強度、コミュニケーションの問題を解決するのがまず大前提にあると考えます。
ここから明日に向けてカムバックするのは本当に大変なことだと思います。
ホームで多くのファンの皆さんが会場に駆けつけてくださり、配信でも応援してくださっている中、見せてはいけない試合をしてしまったので、全員がチームで戦っていくことを再認識して、明日も勝つ意思を持って会場に集まって、GAME2に臨みたいと思います。」
#1 関野剛平選手
関野剛平
「今日は試合の入りから、宇都宮のオフェンス・ディフェンス共に、全体的に受け身になってしまいました。
自分たちがやりたいことを宇都宮がやっていて、自分たちがやられてはいけないことを自らしていたような入りでした。
相手は格上であることは最初から分かっていて、自分たちはチャレンジャーなので、明日は出だしから受け身になることなく、自分たちの良さを最初から出していきたいです。」
■1Qの39失点について
「ベンチから見ていて、比江島選手、遠藤選手、ニュービル選手にはほぼフリーの状態で3PTを打たれていたと思います。
入りのディフェンスの強度が上がりきらず、スクリーンもかかったまま打破できずに遅れて、スイッチのコミュニケーションもできず、フリーのシュートが生まれていた状況でした。
最後のチェックまで行けておらず、試合の序盤でシュートタッチを掴まれてしまったと思います。
相手はシュートタッチさえ掴めばどのような状況からも決め切れる選手たちばかりなので、こういったミスを無くしていかなければ、強い相手には勝てないので、明日は繰り返さないように臨みたいです。」
■明日はどのような試合を見せたいですか
「今日も5,200名を越える方々が来場してくださった中、こういう試合はしてはいけないと思います。
今日のような試合をお見せしてしまったら、今年もレバンガは弱いのかと思われても仕方ありません。
もっと皆さんに試合を楽しんでもらうために、もちろん勝たなければいけませんし、内容としても、拮抗した試合展開や、今日の宇都宮が見せたような圧倒的な試合であったり、最後の最後まで戦い抜く試合をお見せしたいと思います。」