北海道は#4寺園、#5クリーナー、滋賀はシューター陣が得点を重ねるハイペースな滑り出しとなる。
合わせから#40ウェルシュのダンクも決まるが、相手も譲らず流れを奪い合う。
その後#6菊地の3PT、#4寺園の正確なジャンパーや#5クリーナーのAND1で対抗。
後半はタイムアウトを請求して失点ペースを抑え、リードして最初のQを終える。
ペースを落とすも、相手もシュートが落ちるなどで僅かにリードを保ったまま試合が進む。
2Qも好調な#4寺園、#5クリーナーらの加点、#7中野の思い切りの良いシュートで加点するが、思うように自分たちの流れに持ち込めない我慢の時間帯が続く。
流れを掴みたいところだが、度重なるターンオーバーやイージーな加点を許して点差を詰められ、39-42で前半終了。
後半の入りは相手のAND1で逆転を許し、その後も加点を止められず4点差を開かれてタイムアウトを請求。
ディフェンスから仕切り直し、#1関野、#15島谷らの得点で遅れを取り戻すと、相手のミスを誘う攻守からファストブレイクに繋げて#5クリーナー、#15島谷らが連続加点に成功。流れを自分たちに引き寄せ、7点リードで最終Qへ。
#14星野の3PT、セカンドチャンスから#7中野が加点し点差を開きたいところだったが、滋賀#12モータムを止め切れず、僅差を争う緊張した試合展開となる。
大事な時間帯でのミスや相手の3PTで1点差まで詰められ、一時は相手の流れに持ち込まれるが、最後はファウルゲームで#4寺園、#7中野らがフリースローをすべて決め切って相手の猛追をかわし、AWAYの地で僅差の戦いを制す!
小野寺龍太郎HC
小野寺龍太郎
「ゲーム前の準備の段階で非常に難しいゲームであると捉えていました。
リーグの中でもオフェンス力の高い滋賀さんに対して、自分たちのディフェンスやマッチアップのプランを工夫して臨まなければ、勝つことが困難なゲームになると想定していました。
今日の試合の中で、ディフェンスのプランにおけるミスはありましたが、後半にしっかり修正し、選手たちがアジャストしてくれて、最終的に80点以下に抑えることができました。
内容的にベストなゲームとは言えず、試合のクロージングの部分も含めて苦しい展開になってしまったのは自分たちに原因があるので、攻守ともに自分たちでコントロールできる部分のミスに関しては今日の試合の反省点として次に向けて改善したいと思います。
平日のナイトゲームにも関わらず、北海道からも多くのファンの方が会場に駆けつけてくださり、配信を通しても応援してくれており、応援してくださる方々のためにも勝ちたいという想いで、結果的に勝ちに繋げられたのは非常に大きかったです。
応援してくださる方の声が選手たちに届いたからこそ最後まで戦えたと思うので、ファンの皆さんに感謝しています。」
■本日26得点9リバウンドと活躍したクリーナー選手について
「非常に集中しており、すごく良いパフォーマンスだったと思います。
ある程度プレータイムが長くなってしまうことも考えていましたが、想定以上に長くなってしまった中、最後まで集中力を切らさずにハードワークしてくれました。
特に、スタッツには表れないリバウンドのコンタクトの部分でファイトしてくれました。
オフェンスでも、プレータイムが長くなる中、ファストブレイクで先頭を切ってリムランをしてくれて、クリーナー選手の強みでもあるトランジションオフェンスでも貢献してくれました。
クリーナー選手もそうですし、星野選手や八幡ACなど、滋賀に縁のある選手・スタッフが多く、3人のためにも今日は絶対に勝とうと話をして今日の試合に臨みました。
星野選手もタフなディフェンスと要所での3PTで貢献してくれましたし、2人のパフォーマンスは今日チームが勝利するうえで絶対に必要なものであり、素晴らしかったと思います。」
#5 ライアン・クリーナー選手
Ryan Kriener
「今日の滋賀との対戦は、自分のプロキャリアの中でも感情をコントロールするのがとても難しい1戦でした。
自身にとって昨シーズンを過ごしたこの滋賀という場所、チームは特別なものでした。
今日もコートに登場した際にあれだけ大きな歓声で迎えてくれて、そんなチームは他にはないと思っています。
試合に関しては、チームで戦い抜き、最後の場面でしっかりとフリースローを決めきり、勝つことができて本当によかったです。」
■北海道のファンに向けてメッセージを
「遠く北海道から滋賀の会場まで足を運んで応援してくださり、本当に感謝しています。
シーズンが始まりまだあまり北海道での試合がありませんが、このAWAYでの連戦でチームとして成長して、北海道に帰って来て、11月のホームゲームに臨みたいと思いますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。」