スタートはGAME1と変わらず、#2ラモス、#5クリーナー、#15島谷、#34盛實、#40ウェルシュ。
入りは互いにスロースタートとなり試合は膠着するかに思えたが、ラモスが果敢なアタックで気迫を見せフリースローを獲得。
そこからこのQだけで13得点と躍動してリードを奪い、泥臭いディフェンスで島根を8得点に抑え、11点リードで1Q終了。
2Qの入りは得点に苦しむ一方、高さのある相手に対しペイントで連続失点する我慢の立ち上がりとなる。
#18内藤、#1関野、#34盛實の3PTなど外角のシュートで対抗するが、中盤はターンオーバーなどもあり思うように自分たちのペースに持ち込めない。
終盤、島根#3安藤に連続加点を許し2点差となるが、#15島谷のタフショットなどでリードを死守し、30-32で前半終了。
#2ラモスのAND1、#40ウェルシュが合わせから得点するが、ペイントからの失点で再び追い付かれるなど互いに譲らず拮抗した試合展開が続く。
終盤に逆転を許し、#4寺園のアタックなどで喰らいつくが、終わり際に島根#1クラークの3PTを浴び、3点ビハインドで勝負の4Qへ。
#5クリーナーの連続加点などでリードを奪い返しシーソーゲームに突入するが、#1クラークのAND1、3PTで一気に離され、残り5分で10点のビハインドを背負う。
終盤、#34盛實、#81関野らの3PTで反撃を試みるが、相手の強力な3PTと3BIGのパワープレーを抑えることができず、開幕節は悔しい黒星発進となった。
リベンジを誓いたいGAME2、スタートは#2ラモス、#5クリーナー、#15島谷、#34盛實、#40ウェルシュの布陣。
立ち上がりはラモスが1Qだけで13得点の躍動を見せ、守備面では遂行度の高いディフェンスで相手をわずか8得点に抑えることに成功。
11点リードで2Qを迎えるが、相手のスリービッグに押し込まれ、ペイントからの失点などで点差を詰められる我慢の展開を迎える。
内藤、関野、盛實らの3PTがテンポよく決まるが、思うように自分たちのペースに持ち込めず、終盤に安藤の連続加点を許し2点リードで後半へ。
後半も互いに譲らず一進一退の攻防戦が続き、寺園のアタックなどで流れを繋ぎ止めるも、終わり際にクラークの3PTを浴び3点ビハインドで最終Qへ突入。
4Qはクリーナーの連続加点でリードを奪い返し、シーソーゲームに持ち込むが、再びクラークのAND1、3PTと内外ともに力強さを見せられ、一気に10点ビハインドを背負う苦しい展開。
盛實、関野らの3PTで反撃を試みるが、最後は相手の高い壁を崩すことができず、開幕節は悔しい黒星発進となった。
小野寺龍太郎HC
小野寺龍太郎
「昨日の試合に関しては、攻守ともに課題点あったので、今日の試合に向けて、どこを優先して攻めていくのか、ディフェンスにおいては、どこのエリア、どの選手、どのシュートを優先して守るのかを整理して臨みました。
前半はある程度自分たちのプラン通りの展開を作ることができており、2Qの途中得点が止まってしまう時間帯もありましたが、トータルして前半は良い戦い方ができていたと思います。
島根さんの3ビッグのラインナップに対しても、ある程度マッチアップのミスが起こらずに、適正なマッチアップを行いながら、アドバンテージが起きるであろうポジションに対してのディフェンスも上手く対処できていたと思います。
オフェンスに対しても前半は迷いなくプレーできていたと感じています。
4Qの中の10分間で、島根さんに高確率で3PTを決められてしまい、特定の選手に得点を許してしまっていた時間帯があり、疲れもあったと思いますが、4Qに少しディフェンスがルーズになってしまったことが最後に点差を離されてしまった要因の一つであると捉えています。
オフェンスに関しては、後半に精度が落ちてしまったことは課題ですし、最後の時間帯に誰がどこでアドバンテージを作りながら誰を攻めていくべきか、もっと明確にするべきであったと考えています。
ポジティブな要素もあったと思っており、リーグの中でもトップクラスの攻撃力と、ディフェンスにおいてもアドバンテージを作らせないチームである島根さんに対して、自分たちのプラン通りのゲームを遂行できた時間帯、選手たちがファイトしてくれた時間帯も多く、負けてしまったので良いゲームだったとは言えないですが、内容としてはポジティブな要素も多くあったので、次節の長崎戦に向けて、下を向かずに、勝ちに繋げられるように良い準備をしたいと思います。」
#18 内藤耀悠選手
内藤耀悠
「色々なチーム状況もありましたが、プレータイムを20分以上もらえた中で、相手が3ビッグで力で押してきた時に守り切ることができず、クラーク選手とマッチアップする時間帯が長かったのですが、24得点も取られてしまっており、最終的な点差が12点で、ここを守ることができていれば勝敗が変わっていたので、責任を感じます。
年齢やルーキーイヤーであるかには関係なく、プレータイムが多い選手には勝敗における責任が大きいと思うので、やるべきことをもっとやりきることができるように、マッチアップする相手に簡単にやられないように、練習からしっかりやっていきたいと思います。」
#34 盛實海翔選手
盛實海翔
「自分たち、そして自分の力の無さが最後に出てしまったゲームだったと思います。
4Qの終盤、チームにボールを託してもらい、やらなければいけない状況で決め切ることができず、ターンオーバーに繋がってしまうなどが多かった中、逆に相手は決めるべき選手がプレッシャーのかかった状況で決め切っており、その差で最後点差が開いてしまったと思います。
4Qの終盤まではディフェンスにおいて自分たちがやるべきことをある程度遂行できていたと思いますが、最後のもうひと踏ん張りのところで、強いチームは踏ん張ることができて勝ち切ることに繋がっていくと思うので、今日は70点台に相手を抑えることができましたが、勝てなければ意味がないので、チーム全員が最後までやるべきことをやり抜くということをもっと突き詰めていきたいです。
次節の帯広でのホームゲームでは、勝利にこだわってやっていきたいですし、観に来てよかったと思っていただけるようなプレーを沢山お見せして、最後に勝利を届けたいと思います。」
Q.GAME1、2を通してハンドラーとしての役割や得点面含め機能されていたと思いますが、その点について自身の感触は?
「チームから求められている以上、スコアであったりクリエイトの部分はやらなければいけないですし、結果として残していかなければいけないと思っています。
ただ、もっと自分でできると思っていますし、もっとやらなければいけないと思うので、まだまだ満足はしていません。」
#40 トーマス・ウェルシュ選手
Thomas Welsh
「特に試合の序盤は昨日とはまったく違うチームを見せることができたと思います。
GAME1とは違ってチームとしてアグレッシブにプレーすることができましたし、随所で良いシュートも打てており、本来やりたいバスケができている時間帯もありました。
ただ、できていた時間は30分程度であり、自分たちが勝利を手にするためには、40分間やるべきことをやり続けることができなければ難しいと思います。
マッチアップの状況でサイズのミスマッチが起きることに関しては、どんな状況であれチーム全体で守って戦っていかなければいけません。
ミスマッチが起こることは予め想定してゲームプランに組み込んでいるので、ある程度戦えている部分もあったと思います。
個人的な役割としては、リバウンドやコミュニケーションをとることを意識してプレーしていました。
今日の試合で24得点のクラーク選手など、相手のストロングポイントでこちらのウィークポイントを攻められ、最終的には相手の方が上回り、今日の結果に繋がってしまいました。
昨季と比べてチームの層が厚くなっていますし、このチームは日々成長しています。
それぞれの強みをよりコート上で発揮できるように、引き続きチームで成長していきたいです。
次節、帯広でホームのファンの皆さんの前でプレーできることを楽しみにしています。
攻守ともにやるべきことをチームで遂行し、ホームで勝利を届けたいと思います。」