スタートは#4寺園、#11桜井、#ウィリスジュニア、#24ブルックス、#81関野。
#21ウィリスジュニアがチーム初得点を挙げると、寺園のジャンパーが光り、積極的なアタックからファウルを奪うなどでリードに成功。
その後はGAME1と打って変わり、互いに得点を重ね合うハイペースな試合展開となるが、
#7中野の加点、#22トラビスのブロックショットや得点などで渡り合い、26-24の2点リードで1Q終了。
#21ウィリスジュニアの3PTでスタート。
その後#22トラビスのダンク、#6菊地のグッドディフェンスなどで流れを引き寄せたいところだったが、相手も譲らず、どちらに流れが転ぶか分からない緊張状態が続く。
オフィシャルタイムアウト明け、#11桜井の3PTが起爆剤となり、#4寺園の連続得点、#24ブルックスのジャンパーなどで僅かに点差を開くことに成功し、48-39の9点リードで前半を折り返す。
後半の立ち上がりは思うようにスコアできず、何とか#24ブルックスがAND1を決めて2桁点差とするが、その後はターンオーバーが重なりオフェンスが繋がらず、徐々に追い上げを許す苦しい展開に。
#4寺園がジャンパーを沈めて対抗するが、ファウルもかさんで失点を抑えられず、悪い流れを断ち切ることができない。
終盤はペースを上げ、#22トラビスの3PT、#7中野の連続得点で反撃を試みるが、すぐに取り返されて相手の攻勢となり、3点ビハインドで勝負の4Qへ。
悪い流れを断ち切りたい北海道は、#15島谷が3PTを沈めるが、その後が続かない。
相手の高さを前にペイントでの失点を抑えきれず2桁点差を背負う苦しい展開が続く。
#15島谷のファストブレイク、#7中野のAND1で意地を見せて再度1桁点差に縮めるが、逆転までは届かず、敗戦となった。
小野寺龍太郎HCコメント
小野寺龍太郎
今日の試合は色々な要素があったので、勝ち負けだけでは表すことのできない試合でしたが、まずはとにかく勝ちたかった試合でした。
そのうえで、テクニカルな話をさせていただくと、前半はある程度プラン通りにでき、昨日よりオフェンス・ディフェンスのミスや、簡単な失点は減らすことができていました。
昨日やられた部分は選手たちも修正をして、コートで表現できていましたし、オフェンス面でも思うようなアドバンテージを作ることができ、決めきることができていました。
前半はプラン通りの試合ができていたと考えています。
A東京相手に前半で50点近くとるということはオフェンスの効率もよく、評価できる部分であると思います。
ただ、3Qの入りは、昨日と同じようにターンオーバーが目立つような形になってしまいました。
そこから一気に得点を取られてしまい、後半のできに関しては良かったとは言えませんでしたし、勝つには値しない内容でした。
自分たちのようなチャレンジするチームが、CSにいくチームに対して自らミスしていては勝つことは難しいですし、我慢強く僅差でついていった点は評価できると思いますが、リードを守り切れないなど、シーズン通しての課題が今日も出てしまいました。
昨日も今日も勝てるチャンスはあったと思いますが、そこを勝ち切れなかったことは自分たちの弱さでもあり、上位チームに勝つためにはもっと強くならなければいけないですし、フィジカル要素含めてタフに戦っていかなければいけないと感じました。
A東京に対して戦える部分もありましたし、どのチーム相手にも戦える自信はどの選手もあると思いますが、勝ち切る力はこれからつけていなかなければいけない部分です。 シーズンの総括として、遂行レベルの高さ、サイズのミスマッチを消していけるようなリバウンドを含めたタフなフィジカルコンタクトを身に付けていくことがB1で戦うためには必要だと感じています。
ホーム最終戦、最後は6,000人を超えるたくさんのファンの皆さんの前で、会場が桜色に染まった中で、桜井選手を勝って送り出すことができなかったことはとても悔しいです。
桜井選手はオフェンスでも良いアタックができていて状態もよく、戦力として彼の力をもって最後に追いつき逆転まで行きたかったのですが、接戦をものにできなかったことはコーチとしても責任を感じています。
桜井選手の引退というクラブとしても一つの節目のシーズンではありましたが、これからCSを戦えるチームを目指して、強豪ひしめく東地区の中でどのようにレバンガ北海道が進んでいく道を作っていくのか、しっかり見据えながらやっていくことが、今日会場を満員にしてくれたファンの皆さまに対しての恩返しだと改めて感じましたし、北海道は可能性のあるチームだと感じています。