立ち上がりから#15島谷や#21ウィリスジュニアらの積極的なアタックから得点し、ファウルを奪いリードするかに思えたが、秋田のアグレッシブなディフェンスを前に流れを掴みきれず、追い上げられ逆転を許す。
その後も#81関野のファストブレイクからの得点、#24ブルックスのセカンドチャンスで加点するが、互いに譲らずリードチェンジを繰り返し、16-17の1点リードで最初のクォーターを終える。
2Qの入りも互いに譲らず、ロースコアで拮抗した試合展開が続く。
途中、相手を24秒バイオレーションに追い込む好守や、速い展開から#81関野、#21ウィリスジュニアがダンクから得点して再度リードを奪うが、秋田に前線からのハードなディフェンスで対抗され、TOから失点し同点に追いつかれる。
オフィシャルタイムアウト以降はシュートも落ち、5分間を無得点に終えて相手に攻勢を渡す我慢の時間帯となるが、終了間際に#15島谷がアタックで得点を動かし、32-26の6点ビハインドで前半を折り返す。
#21ウィリスジュニアのAND1、#6菊地の3PT以降は得点が停滞。
相手の3PTに再び流れを奪われて2桁得点差となったところでタイムアウトを請求するが、悪い流れは断ち切れず、徐々に点差を広げられる苦しい展開が続く。
終盤、#11桜井のコーナースリーで対抗するも、49-36の13点ビハインドで最終Qへ。
入りに#81関野の連続3PT、#21ウィリスジュニアの3PTが決まり再び一桁点差に戻す。
#22トラビスのセカンドチャンスダンクも決まりさらに点差を縮めたいところだったが、取っては取り返され、11点ビハインドでオフィシャルタイムアウトへ。
その後も激しくぶつかり合う攻防戦が続き、#6菊地の積極的なシュートで逆転の機会を狙うが、最後まで相手の勢いを断ち切ることができず、アウェーで悔しい連敗を喫する。
小野寺龍太郎HCコメント
小野寺龍太郎
オフェンス面では、昨日に引き続き、どこで強みを活かし、相手の弱みを作り出すかといった、アドバンテージの作り方がうまくいかず、試合を通して選手たちがフラストレーションを抱えながらプレーする時間が長くなってしまっていました。
スコアが欲しい時に、3PT、2PT、フリースローも含めて、どのように得点を作り出せば良いのか、自分たちの足りない部分が出た2日間でした。
ディフェンスに関しては、我慢することができた時間帯を作れたことは評価できる点ですし、改善点はありますが、キーとなる部分を押さえることができ、想定されるスコア内に守りきれたので、良い部分をフィードバックして、今季最後の2試合に臨みたいと思います。
あと1週間後の最終節に向けて、勝利に値する準備とプロセスを経て、チームで成長をしていきたいです。
#15 島谷怜選手コメント
島谷怜
総合的に見ると、相手を65点に抑えることができましたが、シュート確率が上がらずターンオーバーなどもあり、自分たちのリズムを掴めず、そのことでディフェンスのミスやファウルに繋がってしまったと感じています。
寺園選手が出られないことで長い時間プレーすることはわかっていたので、ディフェンスでは周りに助けてもらいながらファウルをしないように意識をしていました。
オフェンスでは、2日間ともロースコアに押さえられてしまったので、その点に関してはポイントガードとして自分がもっと良いシュートチャンスをクリエイトしなければいけなかったと思いますし、自分自身も決め切るべきチャンスがもっとあったので、反省点があると感じています。
■最終節に向けて
桜井選手にとって現役最後の2試合をホームで戦うことができるので、チーム一丸となって、良太さんを最後に良い形で送り出せるように、これからのレバンガを良太さんが安心して任せられるような試合をしたいと思います。
#81 関野剛平選手コメント
関野剛平
ディフェンスでも少しずつミスがあったり、オフェンスでも攻めきれない時間帯があったので、攻守ともにストレスの溜まる試合だったと感じています。
得点が取れなかったことよりも、自分たちが54点しか取れなかったのであれば、相手をそれ以下の得点に押さえて勝てば良いので、ディフェンスを重視してチームを作っている以上は ディフェンスを改善しなければいけないです。
良いディフェンスから自分たちの流れを作っていくことがチームとしての狙いの一つでもあるので、相手に好き勝手にやらせない、やられてはいけない形でショットを決めさせないように、 ディフェンスの遂行力をしっかり上げて最終節に臨みたいです。
最終節はここまで応援してくださっている方の前で選手一人ひとりが良いパフォーマンスを見せたいですし、何より桜井選手の現役最後の2試合となるので、良太さんは40分間×2、80分間プレーすると思うので、良太さんの姿を沢山の人に会場で目に焼き付けてほしいと思います。
■寺園選手欠場の影響に関して
寺園選手は平均10得点以上取る選手ですし、現在負傷離脱中のラモス選手含め、平均10得点以上取る選手が2人欠ける状況はチームにとって痛手ではありますが、これまで得点を取ってきた選手がいないことで、自分も含めてその他の選手が積極的に得点を狙いにいくことで、2人が戻って来た時により良いチームになっていけるので、今日は結果には結びつかなかったですが、これまで以上にゴールに向かってプレーする選手がいたことはよかったと思います。