B.LEAGUE 2023-24シーズン 第32節 宇都宮戦 GAME1 試合レポート

1Q

立ち上がりからフィジカルにぶつかり合う中、#22トラビスのレイアップやブルックスの4点プレーで先行。
その後も相手のミスを誘うタフなディフェンスや、#22トラビスのAND1、#2ラモスのタフな3PTなど、攻守ともにアグレッシブなプレーで渡り合い、インサイドでの奮闘も光ってわずかにリードを奪う。
その後も#2ラモス、#7中野らの3PT、#4寺園のアタックでリードを拡げ、25-18で1Qを終える。

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2Q

入りに#81関野、#7中野らが3PTを沈め幸先良いスタートを切る。
#21ウィリスジュニアのジャンパー、#4寺園のアタックなどで二桁リードを奪うが、宇都宮もタフなディフェンスで譲らず拮抗した展開に。
その後、相手の高さに苦しむ時間帯がありながらも、#21ウィリスジュニアの3PTや、#22トラビスのセカンドチャンス、#15島谷のアタックなどで泥臭く加点し、44-38とリードを死守してゲームを折り返す。

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3Q

出だしに#2ラモスがファストブレイクから加点に成功するが、個人ファウルがかさみ、徐々に相手の追い上げを許す我慢の試合展開となる。
宇都宮ニュービルの1on1に押し込まれ一時は逆転を許すが、再度ディフェンスから踏ん張り、#22トラビスの豪快なAND1ダンク、#7中野のテイクチャージなどで相手に傾いた流れを取り戻し、59-56と僅かにリードを奪い最終Qへ。

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4Q

#22トラビスの連続得点でリードを拡げるかに思えたが、宇都宮の激しいディフェンスを前にオフェンスが停滞し、#33エドワーズの3PTで同点とされる。
しかしここで再び#22トラビスの3PT、#15島谷のアタックで再び前に出ると、僅差の戦いに持ち込む。
終盤は#2ラモスの負傷がありながらも、最後までチームで集中力を切らさず、どちらに転ぶか分からないファウルゲームを制し、ホームで大きな勝利を挙げる!

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小野寺龍太郎HCコメント

HC

小野寺龍太郎

前節の茨城戦終了後から準備期間が短い中、自分たちのいくつかのディフェンスのプランの中で宇都宮さん相手にどう臨むのか悩みました。
相手はリーグトップのオーガナイズされたチームで、現在21連勝しており、どこのチームが戦っても勝てていない状況です。
今日の試合では、目の前の1戦に勝つために、相手の脅威性を消していくために、宇都宮がやりたいことをさせずに自分たちがコントロールしていく時間帯を長くできたことが勝ちに結びついたと思います。

比江島選手がいない中、宇都宮さんもいつもの状況ではなかったですが、今日の結果は選手たちにも自信になったと思いますし、チームにとっても大きな1勝だと捉えています。
これまではリードされた展開になるとそのまま崩れてしまうことが多かった中、今日は選手たちが我慢強く対応してくれましたし、チームとしての成長した姿も見ることができました。

明日は内容にこだわって、もう一度宇都宮さんにチャレンジしたいと思います。

■比江島選手がエントリー外だったことでプランの変更はあったか?
変更したプランはほとんどありません。
比江島選手がいないからといって戦力が落ちるチームではありませんし、宇都宮さんがやっているバスケは成熟されたチームの特徴が出ていて、どの選手が出てもチームとしては変わりません。
今日は適正なマッチアップをしっかりとやり続けられたことで、ミスの少ない試合になったと思います。

■B1残留が確定したことへの率直な感想
まずは目の前の1戦に臨むために準備しているので、あと何勝で残留といったことに関して特に意識はしていませんでした。
対戦相手へのアジャストをするために準備してきたことをチーム全員が理解し、それをコートで発揮できた今日の試合で、ホームでのファン、ブースターの皆さんの後押しの中で、決めることができて良かったと思います。
ここで安心してしまうのではなく、残りの1試合1試合、1つでも多くファンの皆さんに勝つ試合をお見せしたいと思っています。

#4 寺園脩斗選手コメント

PG

寺園脩斗

試合前のミーティングで、宇都宮さんのようなトップチームのフィジカルな戦いに負けないようにとチームで確認し合って試合に臨みました。
チーム全員がしっかりとプラン通りのディフェンスをすることができ、それを40分間遂行できたことが今日の勝ちにつながったと思います。

これまでは流れの悪い時間帯にディフェンスで我慢できなくなったり、オフェンスで無理をしてしまったり、ターンオーバーなどで自分たちから崩れてしまっていたのですが、今日はしっかりとディフェンスで我慢できたこと、オフェンスではボールムーブからずれを作り、狙ったシチュエーションでのシュートを作っていくことができたことが評価できると良かった点だと思います。

■B1残留が確定したことへの率直な感想
CS出場の可能性はなくなってしまいましたが、B1に残留することはクラブとして絶対にやり遂げなければいけないことですし、桜井選手の最後のシーズンもB1にチームを残すことができたことは重要なことです。
B1で戦い続けて行かなければいけないと思っているので、今日のような試合でチームで達成することができて良かったと思っています。

試合の終盤、会場での声援が一段と強くなりました
ファン、ブースターの皆さんの声援はどんな時も自分たちの背中を押してくれますし、チームの力になっています。
会場やバスケットLIVEを通して応援してくれる皆さんのためにも試合に勝ちたいという気持ちが強くなります。
今日も、そしていつもたくさんの応援に感謝しています。

#11 桜井良太選手コメント

SG/SF

桜井良太

連勝中の宇都宮さんを相手に勝利でき、B1残留も決めることができた大きな勝利でした。
個人的な感情ですが、強豪と言われるチームに対して勝ちを取ることができたことを本当に嬉しく思っており、それを叶えてくれたチームメイトに感謝しています。

■B1残留が確定したことへの率直な感想
B1残留を決めたというと、目指しているものが低いように聞こえるかもしれませんが、19年トップリーグでやってきて、今のバスケ界の急激な成長度を考えると、B1に残り続けることは簡単なことではありません。
B1に残り続けるということは、ハードルが低い訳では決してありません。
B1残るということは、いつかCSに絡むチャンスを掴めるということなので、レバンガ北海道も今度そういった優勝を争うための目標を目指せるチームになっていけたらと思います。

2023-24シーズンの最初、昨年まで中心であった選手が移籍して、レバンガはどうなるんだと心配された方も多かったのではないかと思います。
そのような状況の中で、B1残留を決めることができてほっとしていますし、純粋に良かったなと思います。

■現役選手としては残り8試合となりました
これまでのシーズンの中で一番長く感じます。
自分の中では、足の状態のことも考えると長くやり過ぎたな、という気持ちもあって、毎日足が痛い状態なので、心のどこかでは「早くシーズンが終わらないかな」と思うこともあります。

ただやはり、今日のようなゲームがあるからバスケをやめられないですし、最高だなと思います。
残り数試合、また1試合でも多くこの気持ちを持って、引退を迎えたいと思います。

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