開始早々相手のミスを誘い、強気なアタックから#24ブルックスが先制点を獲得。
テンポ良く#81関野のスリーも決まり、速い展開から次々と得点を重ねリード奪う。
終盤はターンオーバーや群馬のインサイドに押されやや失速するが、リードを死守して17-13で1Q終了
ビッグマンに対してもひるまないタフなディフェンスを繰り広げ、#2ラモスの3PT、#21ウィリスジュニアのAND1やダンクなどで勢いづき2桁点差をつけてオフィシャルタイムアウトへ。
しかしその後は糸が切れたようにターンオーバーが頻発し、ディフェンスの隙をつかれ群馬に連続3PTを許して追い上げられる。
終わり際に#4寺園がアタックで2点を奪取するも、リードを溶かし38-36で前半を折り返す。
後半の入りも締まった展開に持ち込めず、ターンオーバーも重なり逆転を許す。
中盤は群馬と点の取り合いとなり、一時は#2ラモスの加点などで喰らいつく時間帯がありながらも、インサイドでも加点を続ける群馬に先を行かれ始めタイムアウトを請求。
その後#6菊地、#4寺園らペリメーター陣の加点が続いてやや勢いを取り戻し、66-68の2点ビハインドで最終Qへ。
開始早々#6菊地のディープスリーが決まり幸先良いスタートを切るが、相手も譲らず追いかける展開が続く。
ワンポゼッション差を追う時間帯が続く中、要所で相手に得点を許して波に乗せ、緊張状態を破られオフィシャルタイムアウトへ。
終盤も#4寺園の加点などで逆転を狙い続けるが、ペースを落とさない群馬に振り切られ、82-94で悔しい敗戦となった。
大黒柱ウェルシュを欠く中臨んだ群馬戦は、チームプランを徹底し完成度の高い入りをみせリードを奪う。
相手のミスを誘うハードなディフェンスで次々と早い展開から加点に成功し、2Qはウィリスジュニアーラモスのホットラインでも勢い付き一時は2桁リードを奪うも、残り1:30から一気に崩れ、群馬に11点のランを許してリードを溶かす苦い展開に。
3Qも群馬の波は断ち切れず、点の奪い合いにラモスらの加点で応戦。4Q序盤までワンポゼッション差を争う展開が続くが、群馬の加点ペースを落とし切れず、リズムよく点を重ねる相手に振り切られる形で悔しい敗戦となった。
小野寺龍太郎HCコメント
小野寺龍太郎
全員でディフェンスとリバウンドを頑張り、失点をコントロールしなければ勝つことはできない
入りは自分たちのプラン通り、プレーの完成度、遂行度ともにほぼ完璧な状態でできて、そこに対しては一定の評価ができるゲームでした。
ただ何といっても2Q終わりの1:30、スカウティングを経て「絶対にやってはいけない」とチームで認識していたプレーをされ、そこから崩れてターンオーバーが続いて、11点のランをされ、ゲームの流れも持っていかれ、連続3PTで辻選手も乗せてしまい、最悪の終わり方をしてしまいました。
何か一つ自分たちの思い通りにならないことが起こると、どんどん崩れてしまうというのは、自分たちの課題の一つです。
ウェルシュ選手がエントリーできないことで、オフェンスに注力してしまい過ぎる選手もおり、オフェンスはもちろん大事ですが、自分たちはどちらかと言うとディフェンスにフォーカスしなければ勝てないチームです。
後半で58失点もしていては、今後の勝ち星も望めないと思っています。
点の取り合いになると、個人能力の高い群馬が優位に立つのは明らかです。
次からも横浜BC、千葉J、琉球とタフなアウェー戦が続きますが、いかに全員でディフェンスとリバウンドを頑張っていくか、どう失点をコントロールしていくのかが勝つために必要なことなので、勝ちに繋げるためのプラン設定と、その遂行を徹底して取り組んでいきます。
#81 関野剛平選手コメント
関野剛平
ゲームの入りからせっかく守って来たものを自滅で手放してしまった
2Qの残り1:30までは相手を25点に抑えていたのですが、チームでやられてはいけないと話していたジョーンズ選手のバックカットを決められ、そこからターンオーバーも続いて一気に追い上げられ、自分たちはゲームの入りからせっかく守って来たものを自滅で手放してしまいました。
そこから相手もいい流れで後半を迎え、点の取り合いとなり、相手を一度でも波に乗せてしまったことが結果に繋がってしまったと思います。
出ている全員が、40分間自分たちのやるべきことをやり切らないと勝てないことを再認識したゲームとなりました。
自分たちがリードしていたとしても、気を緩めて良い時間帯というのは1秒たりともありません。
気の緩んだゲームをすると、すぐ逆転してくる力はどのチームも持っていると思いますので、どんなにリードしていても1秒も気を緩めないチーム作りを心がけていきたいと思います。
#6 菊地広人選手コメント
菊地広人
松下選手の負傷を受け、後半は自分がやるしかないという気持ちで臨んだ
前半の18分は自分たちのやるべきことを遂行できていましたが、2Q終わりの1:30から崩れてしまったのが後半にも響き、点の取り合いになって、やりたかったディフェンスゲームが展開できなかった試合となりました。
■3Qで決めた2本の3PTについて
2Q終わりで松下選手が負傷退場してしまい、自分がやるしかないという気持ちで臨んでいました。
前半はシュートを打てていなかったので、後半は空いたら打つことを意識し、それが決まって良かったです。
ゲームに集中していたので、自分が決めた時の会場の盛り上がりはあまり意識できなかったのですが、レバンガのファンの皆さんは苦しい時間帯でも常に声援を送ってくださると感じました。
あとは勝ちを届けるだけだと思っています。
■今後よりプレータイムを勝ち取るために意識したいこと
シュートは、いかに試合中に自分のリズムを作って打てるかだと思っています。
まだ自分は出場数も少なく、今日は相手のプレッシャーが弱かったので打てた部分もあると思っていますが、今後スカウティングされてプレッシャーがかかってきた時に、どう打って、どう決め切れるかが課題になると思っています。
ディフェンス面では、自分のミスでチームのプランを遂行し切れなかった場面もあり、そこをできるようにならないとディフェンス面での信頼は得られないので、よりチームのシステムを理解したり、遂行度を高くプレーすることを意識したいと思っています。