スタートから2分半は互いに無得点に終わる重たい立ち上がり。
最初の得点は川崎#20ウィンブッシュにAND1を許し、その後も#20ウィンブッシュの連続得点などからビハインドの試合運びとなる。
#4寺園のジャンパー、#21ウィリスジュニアの加点などで対抗するが、アタックなどから要所での得点を沈める川崎に更なるリードと主導権を奪われ、大きく先行されて1Q終了
開始早々に#4寺園、#21ウィリスジュニアの3PTで猛追。
相手からファウルを奪い、#21ウィリスジュニアのAND1や#40ウェルシュのツースローで徐々に追い上げるも、#0藤井のタフショットなどで流れを完全には奪えず5点ビハインドでオフィシャルタイムアウトへ。
その後#15島谷の3PTや、セカンドチャンスから#24ブルックス、#40ウェルシュらが粘り強く加点し、2点ビハインドまで迫って前半終了。
立ち上がりは#24ブルックスのフリースローなどから加点するが、川崎に走り込まれて流れを渡しかけたところでタイムアウトを請求。
その後#4寺園の確率のよいジャンパーやルーズボールに泥くさく絡んでフリースローを奪い逆転に成功すると、#11桜井、#15島谷らの合わせから#24ブルックスが連続得点を沈め、わずかにリードを広げて最終Qへ。
開始早々に#24ブルックスが加点し、#15島谷のスティールから#7中野が3PTを沈めて10点リードに。
その後もボールムーブから#40ウェルシュの連続得点などで2桁リードを維持するが、川崎のエナジーに追い上げられワンポゼッション差を争うタフな展開に。
残り21秒で同点となり、どちらに転ぶか分からない中、#40ウェルシュが決定打となるジャンプショットを沈め、2点差で大きな連勝を掴み取る!
1Qは川崎に主導権を取られビハインドの立ち上がりとなるが、リングを狙い続けてファウルなどから粘り強く加点し2点ビハインドまで追い上げて後半へ。
3Qも悪い流れをタイムアウトで断ち切り、ファウルからのフリースロー、ブルックスの連続得点などで逆転に成功。
4Qは自分たちのターンオーバーや川崎のエナジーに追い上げを許してワンポゼッション差を争う接戦に。
残り21秒で同点に追いつかれるも、ウェルシュが決定打となるジャンプショットを沈めて2点リードを死守し、敵地で大きな2連勝を掴み取る!
小野寺龍太郎HCコメント
小野寺龍太郎
1Qで大きく離されてしまったが、後半は受け身にならずにしっかり戦えた
今日は出だしで大きく躓いてしまいました。
ディフェンスで我慢できている部分もあったのですが、川崎さんの激しいボールプレッシャーとピック&ロールに対するディフェンスに対して、自分たちがなかなかアジャストすることができず、オフェンスで停滞してしまう時間が長くなってしまいました。
ただ、1Qで大きく離されたなか、前半終了時点で2点差まで追いつくことができ、修正するべき点は多くありましたが、後半は自分たちのやるべきことを遂行し、よりペースアップして、アグレッシブにリングにアタックしてくる相手に対して、受け身にならずにしっかり戦えたと思います。
ただ、最後のゲームクロージングの部分で、勝っていた状況でリードをなくしてしまう、ラスト2分の中でターンオーバーをしてしまう、フリースローを与えてしまうなど、非常に苦しい時間帯が続いてしまいました。
今後、特に上位チームとの対戦ではなおのこと、ゲームの終え方は改善しなければいけないです。
今日は北海道から会場に駆けつけてくださった方や、配信を視聴されて声援を送ってくださるブースターの方々に勝利を届けることが自分たちの最大のミッションでしたが、試合を通して最後の苦しい時間帯も声援を送ってくださったことで、選手たちが最後まで我慢強く戦うことができたと思っています。
Q.トーマス・ウェルシュ選手について (GAME1:19得点、13リバウンド | GAME2:10得点、20リバウンド)
昨日も今日も、チームで一番長い時間プレーしてもらっていますが、ディフェンスの部分におけるリムプロテクターとしての存在感を一番に評価しています。
そして、特にディフェンスリバウンドでの貢献が大きいです。
対戦相手によってはスピードの部分でミスマッチの状況もおきやすいですが、ウェルシュ選手は高さだけではなく、フットワークを活かしたアジリティもある選手なので、状況に応じての対応ができますし、チームが目指す勤勉なディフェンスにおいて大きな存在感を示してくれている選手です。
#40 トーマス・ウェルシュ選手コメント
トーマス・ウェルシュ
今日の勝利はチーム全員で掴み取ったもの
最後のショットが注目されがちですが、今日の勝利はチーム全員で掴み取ったものです。
あの場面も、寺園選手が自分を信頼してくれて、ディフェンスを引き付けてパスを託してくれましたし、どんな場面でもシュートを決める準備はしているので、決めることができてよかったです。
リバウンドに関しては常にアグレッシブに取りにいくことを心掛けています。
元バスケ選手でセンターだった父親からは、リバウンドに関しては、どんなに貪欲に取りにいっても自分勝手ということはない、と教わりました。
ディフェンスリバウンドを取ることで相手の攻撃を終わらせ、オフェンスリバウンドではチームにセカンドチャンスをもたらせることができるので、これからも常にアグレッシブに取りに行きたいと思っています。
チームが強くなっていくには、成長し続けることが大事です。
長いシーズンの中で良いことも悪いことも両方ありますが、どんな状況でも、チームがポジティブで、ひとつになって、それぞれの試合から学び、よかった部分を伸ばしていきたいと思います。
Q.2日連続のダブルダブルについて
チームの勝利のためにできることをやる、ということを常に心がけています。
チームの勝利に貢献できたことはもちろんうれしいですが、ダブルダブルという個人のスタッツより、AWAYで2連勝できたという結果の方が自分にとってはうれしいです。
#4 寺園脩斗選手コメント
寺園脩斗
結果が出ていなかったなか、連勝することができて率直にほっとしています
ここまで自分たちはなかなか結果を出すことができていなかったなか、川崎さんとの2戦、しっかり連勝することができて率直にほっとしています。
今日はファジーカス選手、ヒース選手がいない状況で、川崎さんがよりアグレッシブに来ることはわかっており、そこを打開できるのは自分と島谷のガード陣であると思っていました。
縦にアタックすることができて、相手のディフェンスを少し引かせることができたのはよかったと思います。
会場にもレバンガブースターの方が沢山来てくれていましたし、画面越しに熱い応援を送ってくれているブースターの方が沢山いてくれていることも感じていますし、皆さんの声援は自分たちに届いています。
(次節に向けて)
アルバルクさんはリーグトップクラスのチームであり、簡単に勝てるような相手ではないですが、一人ひとりが自分の役割を遂行し、今節のようなゲームをすれば絶対に勝てると思うので、自分たちを信じて戦っていきたいと思います。