入りから互いにテンポ良く得点して拮抗した滑り出しとなるが、千葉J#2富樫の連続得点で僅かにリードされてゲームが進む。
その後#0橋本のジャンパー、#12モータムの連続得点で加点して勢い付くと、タフなディフェンスから流れの速いバスケを展開して主導権を奪い返し、3点ビハインドまで付けて1Q終了。
開始早々に#4寺園のジャンパー、#21ロングの体を張ったインサイドプレーで逆転に成功するが、その後思うようなフィニッシュに繋げられず加点することができない。
その間インサイドから失点し、千葉J#33ムーニー、#34スミスに3PTを沈められて二桁ビハインドへ。
何とか勢いを取り戻したい北海道はタイムアウトを請求、#8高橋、#0橋本のファストブレイクでスコアを動かすが、終わり際に再び連続3PTを許し、23点ビハインドを背負って前半終了。
入りに#7中野の3PT、#0橋本の連続得点で加点するも、直後に千葉Jにも決め返されて点差を縮めることができない。
中盤、#12モータムのダンクショット、#21ロングのAND1で応戦するも、千葉J#31原、#2富樫らに外からの得点を重ねられてリードを広げられてしまう。
終盤の#11桜井の退場などで苦しい時間帯が続くが、ここでユース育成特別枠の#34内藤がBリーグ最年少となるB1リーグ戦初出場を果たす。さらに#10荒川の連続得点などで反撃の姿勢を見せ、50-80で3Q終了。
開始早々に#7中野が3PTを沈め、ロングのセカンドチャンス、#66松下のレイアップで加点して反撃を開始。
チームディフェンスの強度も取り戻し、相手のターンオーバーを誘って流れを引き寄せ、15-0のランで勢いに乗る。
終盤に#7中野、#8高橋が3PTを決め切るなど、一時9点差まで詰め寄るが、3Qまでの大量ビハインドを取り戻せず77-88で敗戦となった。
佐古賢一HC
佐古賢一
勝負どころで強度を上げていけるようにしたい
第1Qはプラン通りにいけましたが、スミス選手に第2Qだけで4本の3PTを決められてしまいました。追い上げるべき後半に入っても点数が取れない時にディフェンスの強度が落ちて、勝つために踏ん張らないといけない時にアジャストできませんでした。
今日は苦しい状況になった後に出場した内藤選手と荒川選手がチームを活気つけてくれました。
そのおかげで、他の選手たちも再びディフェンスの強度を上げて、最後まで喰らいついてくれたゲームになったと思います。ディフェンスの強度を上げられる力は持っていますし、勝負どころで強度を上げられるように、自分が導いてあげることができれば良かったと思っています。
選手たちは最後まで必死になってプレーしてくれました。
週末にまたホームゲームがあるので、そこに向けて切り替えていきたいと思います。
Q. 内藤選手の出場について
A. 桜井選手が退場し(3Q終盤)、次戦での出場ができなくなったタイミングから、次戦に向けて内藤選手をゲームにアジャストさせようと思い切って起用しました。
内藤選手は堂々とプレーしてくれたと思います。
ベンチでは、「思い切って声を出していけ」「積極的にシュートチャンスを見つけるように」「気持ちで負けるな」といったことを伝えました。
今日の内容を見て、フィジカル的にもやれていましたし、メンタルが強い選手だと感じました。
内藤選手には、1つの成功や1つの失敗に目を向けるのではなく、自分の可能性にチャレンジしてほしいと思っています。
たとえチャレンジに失敗したとしても、そのことがチームのためになりますし、積み重ねが大事だと思っています。
週末は相手以上のアグレッシブな気持ちで臨みたい
中野司
#7中野司選手
今日は試合の早い段階でファウルが嵩んでしまったので、試合の中で審判にアジャストしていくのが今の自分にとって大事なことだと思います。
ただ、ファウルでプレータイムが制限されていた中で、試合の最後に3PTを決めきれたのは良かったです。
チームとして勢い付くタイミングが遅かったのは反省材料ですし、ハードにプレーする中で、(ファウルトラブルを避けるためにも)ディフェンスの付き方は見直していきたいです。
週末に対戦する滋賀さんは、絶対に落とさないぞという気持ちで積極的にプレーしてくると思います。それ以上のアグレッシブな気持ちで立ち向かう必要があるので、しっかり気持ちを切り替えて、負傷者もいてフルロスターの状況ではありませんが、一人一人の役割を強く意識して挑みたいと思います。
#34 内藤耀悠選手
内藤耀悠
コート上で最大限のパフォーマンスをすることが皆さんへの恩返しだと思っている
今日出場させていただいたことによってBリーグ最年少出場記録が更新されました。
この先、自分よりも年齢の若い選手が現れてくると思いますが、短い時間の中でも最年少として名前が残ることは非常に嬉しく思います。
今日は負けてしまいましたが、点差が開いてから一桁まで縮めることができたのはチームとしても良かったと思います。
フィジカルやディフェンスの部分を評価していただいていると思っており、今日は2ファウルとなりましたが、体を張ってハードにプレーできたことは良かった点だと思っています。
試合に出場する前は、心と体の準備をして、いつでも試合に出場できるようにしていました。
出場する瞬間までは少し緊張していましたが、コートに入ってからは緊張することなく、普段通り落ち着いた状態でプレーできました。
短時間での出場でしたが、やっとスタートラインに足が触れたというように感じました。
誰しもが成し遂げられることではないと思っているので、今後の自分の成長に繋げていきたいと思います。
ファンやブースターの皆さんに応援していただいたことは感謝していますし、応援や期待に対して結果で応えるということが選手の務めでもあると思います。
コート上で最大限のパフォーマンスをすることが皆さんへの恩返しだと思っているので、その点は忘れることなく今後もプレーしていきたいです。