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小野寺龍太郎ヘッドコーチ 2024-25シーズン 契約継続会見実施のご報告

いつもレバンガ北海道への全緑応援をありがとうございます。
本日、小野寺龍太郎ヘッドコーチの2024-25シーズンの契約継続会見を実施いたしましたので、その内容をご紹介いたします。

小野寺龍太郎HC コメント

本日はお集まりくださりありがとうございます。
言葉だけで、このようなチームを作ります、何勝したいです、といった話をしても、抽象的な話になってしまうと思うので、昨シーズンのフィードバックを交えて少しお話しさせていただき、今シーズンどのような戦い方をするのか、チームが目指すところは、といったお話ができればと思います。

昨季レバンガ北海道は東地区の7位、勝率は28.3%でした。
昨シーズンのリーグ全体の順位を見ると、40勝以上挙げたチームが各地区上位2チーム以内となりCS出場確定、ワイルドカードでのCS出場チームは35勝。
25~34勝を挙げるチームの数が昨季は一番多かったですが、このくらいの勝利数でもCSの可能性があり、3シーズン前のワイルドカードでのCS出場チームは31勝でした。

各チームを成績でランク分けした時に、一番下に位置するのが24勝以下のチームで、自分たちは昨季17勝だったので、現状ここに入ります。
シーズンによって前後しますが、昨季で考えると、CS出場を狙うには35勝以上挙げることが必要になります。

自分たちの願望や希望的観測だけではなく、目標を達成するためには、各チームとの戦力比較など踏まえて、現実的な戦略を立てていくことが必要になります。
自分たちが今いる位置から抜けて上へ行くためには、正しいステップを着実に踏んで、進んでいくことが必要になってきます。

勝敗は双方のチームの得失点差によって決まるものなので、個人が何点取ったかではなく、チームとして何点取り、何点取られたかが大きく影響を及ぼします。
勝利数を増やすための分析として、何点取った、何点取られた、だけではなく、どのような状況で得点・失点したのかを分析していく必要があります。

昨季のレバンガ北海道の平均得点は75.3、平均失点は81.9で、得点失点ともにリーグの平均値は79点前後だったので、どちらにも達しておらず、前提としてオフェンスディフェンスともに向上が必要であると捉えています。

昨季のCS出場チームは攻守に特化したチームが多く見られ、オフェンスに特化した三遠、千葉J、名古屋D、平均失点70点以下に抑えた宇都宮、A東京、優勝した広島もこの2チームに次ぐ平均失点でした。
オフェンスに特化したチームは特出したタレントを擁しており、ディフェンスに特化したチームは戦術的に非常に組織化されていて個人に頼らないやり方をしていますが、どちらが正しいかではなく、どちらも成績を残しているので正しいと言えると思います。
では自分たちはどのようなスタイルを確立していくのか。

昨季のレバンガは17勝43敗。43敗のうち、9点差以内、3ポゼッション差以内での敗戦が17試合ありました。
17試合のうち、12試合がオフェンス型のチームとの対戦で、点数の取り合いをして、平均得点よりも得点をあげたけれど平均失点を上回る失点をして、競り負けた試合が多かった。
自分たちが昨季勝利した17試合だけでの平均失点は約72点で、これは昨季リーグ平均失点トップの宇都宮、A東京に次ぐ数字です。
接戦をいかに勝っていくかを考えた時に、オフェンスの向上ももちろん必要ですが、それよりも失点を減らす方に向上した方が勝利に繋がりやすいと考えられます。

勝てた試合はディフェンスが良かった、それだけでは勝利数を増やして行けないので、いかに安定的によいディフェンスをしていくかを追求していくことが必要だと考えています。

昨季ディフェンスで非常に優れていた宇都宮、A東京、広島、このトップ3チームと同等、上回ることを目指していかなければCS出場は見えてこないと思っています。
この3チームでの平均失点は70.9点。自分たちとの差は11。1試合で考えると大きな差に感じますが、1Qで考えると2.75、1ポゼッション以下の差です。
3ポイントを打たせない、レイアップで自分たちがしっかり決める、簡単なファウルをしない、このような一つ一つの積み重ねを1Q毎に積み上げれば、トップチームに並ぶことができます。
これは数字を分析した算数の話にはなりますが、トップチームとの差は途方もない差ではなく、1ポゼッション、1プレーの積み重ねで埋めることのできる差だと捉えています。

今シーズン自分たちが目指すべきなのは、平均失点を70点以下に抑えることであり、実現可能だと考えています。
目標を実現することができるロスターであると考えているので、成し遂げるためにチーム全員でコミットし、取り組んでいきたいです。

■昨季苦しいシーズンを送ったなか、再びチームを指揮することを決意した理由は?
レバンガ北海道というクラブに対して、常々思っていることですが、非常に可能性のあるチームであり、成長していく組織であると感じています。
昨季HCとしてチームを任せていただいた中、思うような結果は残せませんでしたが、成長した要素が非常に多くあったと感じています。
リーグの中で沢山のチームが年々強化をしていますが、その中でもレバンガ北海道が成長を続けCSに辿り着く可能性が大いにあると考えているので、個人的にはコーチングのモチベーションを高く保てていますし、引き続きHCとしてチームを指揮する機会を与えていただけるのであれば、また挑戦したいと思っていました。

■新リーグ参入に向け、よりファン・ブースターに楽しんでいただくために、どのような姿を見せていきたいですか?
自分に求められているのはバスケットの部分でのチームの成長であるので、レバンガ北海道のバスケットというものを確立して、向上していけるように取り組んでいきたいです。
今の自分たちの勝率のままだと、どれだけ頑張っていても、選手たちが一生懸命やっていても、それはどのチームも一緒なので、とにかく勝ちに繋げていくことが必要であり、応援してくださる方が一番喜んでくださることだと思っています。
ファン・ブースターの方たちに一つでも多くの勝利を届けることが最大のミッションであると思っていますし、新チームと共に成し遂げていきたいと思います。

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