桜井良太GM就任会見実施のご報告
いつもレバンガ北海道への全緑応援をありがとうございます。
本日、桜井良太選手のゼネラルマネージャー就任会見を実施いたしましたので、その内容をご紹介させていただきます。
桜井良太 コメント
まずは、6月8日の引退試合では、本日お越しいただいたメディア関係者の皆さまをはじめ、事前告知等たくさん取り上げていただき、おかげで沢山の方に会場にお越しいただくことができましたし、また当日も応援していただき本当にありがとうございました。
楽しく幸せな時間を過ごしてコートでの時間を終えることができました。この場を借りて御礼をお伝えしたいと思います。
そして、7月1日より、レバンガ北海道のGMに就任することとなりました。
北海道に移籍した際、自分が中心となってプレーをしながらチームをプレーオフや優勝に導いていけるような選手になりたいと色々なところで話をさせていただいていましたが、選手としてその思いを叶えることはできませんでした。
選手を引退した後に、GMとして立場を変えて夢を実現させられるチャンスをもらえたことはすごく嬉しく思っています。
セカンドキャリアに対して、様々な考えや思いはありましたが、次のキャリアをレバンガ北海道でと考えたときに、選手を終えたあとすぐにGMをやらせてもらえることが、一番自分の経験をチームの成長のために活かせて貢献できるのではないかと思いました。
昨シーズンまで一緒にプレーしてきた選手たちと同じ思いをもって、コートで仕事をしていくことができますし、チームに文化を作って根付かせたいという僕の思いを理解してくれている選手もいるので、同じ思いをもった仲間とチームを作っていくということができると思っています。
ここまで長くバスケ選手としてやってきたので、次のことを始めるにあたって自分一人の力ではできないことがほとんどだと思いますし、横田CEOやチームメイトやスタッフのみんながいるので、みんなから力を貸してもらいながら、長くやってきた自分のアドバンテージを活かしながら、レバンガ北海道でセカンドキャリアを迎えることが自身にとって良いのかなと考えました。
強いチームに成長していくためにはある程度の時間はかかりますし、成長や次につながるシーズンを迎えていくことを感じることができなければ、自分がGMをやる必要はないという覚悟をもってやらせていただきたいと思っています。
リーグの中でも、レバンガ北海道を強豪と言われるチームにしていくことが自分の仕事だと思うので、チームに対してもフロントに対しても時に厳しく求めていく気持ちをもってやらなければ、自分がいる意味がないと思います。
7月からはそういった思いを持ってしっかりやっていきますので、よろしくお願いします。
GM就任の話はいつ頃あったのでしょうか
GMの打診というわけではなく、17年北海道に在籍した自分に対しての今後のセカンドキャリアについてクラブが真剣に考えてくれて、色々な提案をしてくれました。
その中でも自分の経験が最大限に活きることとして、GMなのではないかと、悩みながらも話し合いを進めていったのは昨シーズン終盤でした。
選択肢の中でGMを選んだ理由は
選手として常にレバンガ北海道を強くしたいという気持ちを抱えてきた中、引退後、チームをしっかりと強くして、そのための文化を創ることを長い目で見た時、GMというポジションでチームに関わりながら、選手に対してコーチングであったりアドバイスなどもできることを考えて、本当にレバンガを強くしていくにはGMに就くのがいいのだろうと考えて選びました。
折茂さんの9番に続く永久欠番となったことについて
横田CEOには考え直した方がいいんじゃないですか?と何度か確認しました。
9番と11番の背番号を選ぶ選手は多いですし、今後のリクルートに影響が出てくるかもしれないですよ、といった話を昨日もしました。
嫌とかではもちろんなくて、長くやってきた功績を称えてくれてのことなので光栄なことだと思っています。
ただ、折茂さんのように巨大なユニフォームをきたえーるに飾ったりは照れますね…(笑)
立場は変わっても勝利への欲求は変わらないものだと思いますか?
より強くなると思います。
現役の時は体の状態と気持ちとのギャップがあるもどかしい中で長くやっていましたが、GMであれば体のことは置いておけるので(笑)。
先日の引退試合に参加してくれたA東京の伊藤大司GMや横浜EXの石田剛規GMといった、同世代でGMを務めている仲間に話を聞くと、選手の時以上に負けたときは悔しい気持ちが出てくるよ、と。
今はまだ想像できませんが、新シーズンは試合会場で怒っている僕がいるかもしれませんね(笑)。
GM就任を発表した今の心境を教えてください
まだあまり実感がないですね。
もちろん準備はしていかなければいけないと思いますし、色々な方に事務的な作業含めて教えてもらわなければいけないこともたくさんありますが、6月末までは選手としての契約期間なので、まだ選手の気持ちでいさせてほしいなという思いと並行して進んでいきたいと思っています(笑)。
GMとして新たなファン獲得やチームの成長をどのように達成していきたいですか?
日本代表の活躍やバスケに対するポジティブなニュースが多く流れている中、ファンの獲得に関してはレバンガ北海道が勝つということが一番だと思います。
バスケットボールを認知してくれている方が増えている中で、レバンガ北海道をさらに良い状態にしていくためには、まずは勝つことが重要であると思います。
Bリーグの新リーグ構想B.LEAGUE PREMIER参入を目指すことをクラブとして明言している中、無理をしなければいけない部分もあるとは思うのですが、それをするくらいの価値がバスケ界にはあると思っています。
レバンガ北海道に関わる全ての人がポジティブなマインドで仕事をして過ごせる環境を作っていきたいです。
株式会社レバンガ北海道 代表取締役CEO 横田陽 コメント
このたび、レバンガ北海道は、桜井良太氏がゼネラルマネージャーとして就任することが決定いたしましたのでご報告申し上げます。
桜井選手は、トップリーグでの19年のキャリアの内17年を北海道で過ごし、レバンガ北海道の創設から長きに渡りチームを牽引し、北海道の皆さんに愛された選手の一人として、2023-24シーズン終了をもって現役を引退されました。
彼の一番の魅力である、人を惹きつける、人から愛される人物であるという大きな強みを活かして、レバンガ北海道のGMとして、チームの選手たちはもちろん、これからのリクルートや学生とのコミュニケーション、現役選手たちとの交渉などを今後担っていただきたいと考えています。
そして、育成世代のユースチームとトップチームの橋渡しの役割も大いに期待しています。
なお、桜井選手のGMとしての契約は7月1日からとなります。
新シーズンのロスターに関しては、動く時期に桜井選手は現役の選手であったため、新シーズンの編成は既存のスタッフによるものとなります。
桜井GMには、2025-26シーズンに向けた編成より責任者として進めてもらいたいと考えています。
桜井選手はレバンガ北海道にとって唯一無二の存在ですし、このクラブに残って、クラブのために貢献してもらいたいと思っていますし、GMは彼だからこそできるポジションだと思っています。
これからのチームの成長・強化を、先頭に立って、中心になって進めていただきたいと思いますし、クラブとしても全面的にフォローして彼が働きやすい環境を作っていきたいと思います。
そして、桜井選手のこれまでの輝かしい功績や記憶にも残る偉大な選手であることを称えて、彼の背番号である11番をレバンガ北海道における永久欠番とすることを併せてご報告いたします。
※桜井選手のGM就任は2024年7月1日からとなり、6月30日まではレバンガ北海道の選手としての契約期間となります。