本日「B.LEAGUE PREMIER」参入に向けたアリーナ要件に関する進捗状況について記者会見を実施いたしましたので、概要をご紹介させていただきます。

レバンガ北海道は、2026年からスタートする新リーグ「B.LEAGUE PREMIER」参入を目指すことを表明しておりますが、参入に向けて充足すべきアリーナ要件があるため、これまで札幌市と新月寒体育館整備における活用方法に関して協議をさせていただいておりました。

2019年頃よりこれまでの間に様々な観点から協議を重ねる中で、最終的に今週2月26日に札幌市秋元市長と面談した中で、このたび、新リーグ参入の初回審査までには基準を満たす進捗には至らないとの回答を受けました。
大きな要因としては、札幌オリパラ招致断念だったとのことですが、同時に札幌市としてこれまで同様、札幌市をホームタウンとして活動してもらいたいということと、レバンガ北海道が2026年から始まる新リーグにおいて最高峰のリーグであるB.PREMIERに参入できるように最大限の協力をしていくということを秋元市長から言っていただきました。

この札幌市の回答を受けて、現在、ホームアリーナとして使用させていただいている「北海きたえーる」を改修することも視野に入れ、そのための協議を開始させていただくべく、本日、北海道に対し、協議開始のお願いへ、札幌市様と一緒に訪問させていただきました。
まずは北海道様に対し、先ほどご説明させていただきました札幌市と進めてきた新アリーナの件に関し、スケジュールの変更を余儀なくされ、Bリーグのライセンス審査に間に合わなくなったこと、その代替案として既存施設である北海きたえーるの改修を協議させていただきたいということ、そして新アリーナの構想は引き続き札幌市と協議をし、実現に向けて進めていくということをお伝えさせていただきました。

その中で、北海道からは、次のような話がありました。
まず、9月末のリーグへの申請期限まで時間がない中ではあるが、まずは改修の可否について検討させていただいたうえで最終的な判断を行いたい、ということ。
そして、レバンガ北海道が改修費用を負担するとしても、「北海きたえーる」は多くの方々に様々な用途で利用していただいている施設であることから、他の利用の支障にならない改修であることが大前提となること。
仮に、「北海きたえーる」改修が困難となった場合に備えて、あらゆる代替案を並行して検討してもらいたいということ。
上記3点に関して、レバンガ北海道に向けた形でお話いただきました。

一方で札幌市に対しては、新アリーナの建設計画は並行して検討を進められるとのことであるが、改修の最終的な判断をするためにも、暫定利用期間の設定や工事内容の検討、リーグとの調整などを踏まえ、新アリーナの完成時期の確約を求めていきたいということ。
先ほどの代替案の一つとして、他の市有施設での利活用など、「北海きたえーる」改修以外の選択肢や代替案について、検討結果を提示してほしいということ。
そして、これまでの経緯を踏まえ、札幌市においては、新アリーナの建設まで、レバンガ北海道をしっかりサポートしていってほしいということ。
この辺りについてのお話をいただきました。

今後、正式に協議依頼をもとに、北海道並びに「北海きたえーる」指定管理者である北海道スポーツ協会様とも様々なご相談や協議を重ね、来たるライセンス期日までに条件をクリアし、北海道に最高峰のプロバスケットボールの試合を見ることができる環境を作っていきたいと思っております。

2024年3月1日
株式会社レバンガ北海道 代表取締役CEO 横田陽