【DOWAグループ presents 第10回TOHOKU CUP 2022】9/19(月) 岩手戦 試合結果
試合概要
開催日時
2022年9月19日(月祝) 10:00 Tip-Off
会場
タクミアリーナ
試合結果
岩手ビッグブルズ 92-87 レバンガ北海道
岩手 [Q] 北海道
19[1Q]17
18[2Q]15
17[3Q]25
21[4Q]18
17[OT]12
■PTS(総得点)
#2 ドワイト・ラモス選手…20PTS
#21 ショーン・ロング選手…17PTS
#14 寺園脩斗選手…14PTS
#12 ブロック・モータム選手…10PTS
戦評
1Q
入りはリズムを掴めず岩手に7-0のランを許してやや重たい立ち上がりとなるが、激しいディフェンスから流れを引き戻して#4寺園のドライブ、#12モータムの得点などでリードする。
4:24にはコート上の5人を入れ替え、#5マーフィー、#2ラモス、#0橋本らがテンポ良く得点。
終盤は岩手#25ダマに押し込まれて逆転を許すが、試合のペースは握ったまま1Q終了。
2Q
開始早々#1ナナーがペイントで得点して同点に追いつき、ここから互いに点を取り合う展開に。
北海道は#5マーフィーのアタックや#21ロングのダンクショットでチームを鼓舞するが、岩手は#13小松を中心にペリメーターから高確率にシュートを沈めてリードを一歩奪われる。
その後ターンオーバーから失点して6点ビハインドとなり、3:06にはタイムアウトを請求。
タイムアウト明けには連続得点で食らいつき、相手に流れを渡し切ることなく5点ビハインドで前半終了。
3Q
開始すぐ#5マーフィーが負傷退場となり、そこから思うような攻守に繋げられずスローペースな展開に。
岩手は前半に引き続き高確率な3PTで点数を重ねる一方、レバンガは#8高橋の3PT、#21ロングのインサイドプレーで着実に点数を挙げていく。
中盤は岩手が僅かにリードする時間帯が続くが、#2ラモスの連続3PTで詰め寄り、#12モータムの得点で逆転。
終わり際には#4寺園がレイアップを沈めて、最終Qに向けて勢いを加速させて3Q終了。
4Q
3Qの流れそのままに#7中野の連続3PT、#2ラモスのジャンパーでリードを広げて6:48には岩手がタイムアウトを請求。
その後岩手#25ダマのバスケットカウントなどで詰められるが、#1ナナー、#2ラモスらの得点でリードを保ったまま試合は終盤へ。
しかしここで#7ドゥーリトルに2本の3PT、#18ビバリーに得点を許して一時ビハインドに陥るが、#4寺園のレイアップで意地をみせて75-75の同点で勝負はオーバータイムへ。
OT
#21ロング、#2ラモスのインサイドで得点するが、岩手は好調な3PTを連続で沈めてリードを奪われる。
その後ファウルゲームとなって試合の激しさを増す中、#2ラモスのジャンパーで再び逆転。
しかしすぐさま岩手#22門馬が連続得点を決めて4点ビハインドとなり、残り49.5にタイムアウトを請求。
前から激しいディフェンスで対抗するが、流れに乗った岩手の勢いを打破することができず、4位でTOHOKU CUP 2022を終えた。
試合後コメント
佐古賢一HC
「ディフェンスの強度がゲーム途中に落ちてしまい、受け身になる時間帯がありましたので、良いショットを重ねられてしまいました。
ハーフだけではなくトランジションのディフェンスが緩くなってしまっていたので、この点はゲームを重ねて、しっかり危機感を持ってやらないといけない部分です。
連戦で負けてネガティブになるところを、我々は引き上げていくしかないので、切り替えて開幕に向けて準備していこうと思います。
B1でCSを狙いにいくという目標を掲げたシーズンの前に、こういうかたちで我々の悪いゲームをやってしまうことは非常に良くないことだと思いますので、開幕までの2週間でしっかりと修正して臨んでいきたいと思います。
マーフィー選手が試合から抜けたタイミングから選手たちの激しさがなくなったように見えました。
選手たちは開幕に向けて準備しているところなので、チームとしてモチベーションが落ちてしまった時に
引き上げることができなかったことが自分の今日の反省点です。
マーフィー選手の詳しい状態はわかりませんが、選手が怪我をして厳しい状況になることは、長いシーズンを考えると十分にあり得るシチュエーションですので、言い訳にはならないですし、こういう部分が我々の今の弱さなのではないかと思います。
よかった点としては、TOHOKU CUP直前に合流したラモス選手がすぐに能力の高さを見せてくれましたし、非常にクレバーでチームにフィットするであろうこと、モータム選手もコンディションが上がってきており、プレシーズンゲームで実践を通してチームとして積み重ねられてきているので、これからもっとチームは上向きになりますし、今回も多くの収穫があったと思います。」
#0 橋本竜馬選手
「今日は岩手さんが素晴らしいバスケをしていた中、僕たちが良い展開に持っていくことができなかったゲームでした。
今日は試合の入りに相手のペースに引き込まれてしまった印象があります。
試合の入り方、終わり方の重要性を見つめ直した試合になりました。
B1とB3というカテゴリーの差がある状況で、やはり勝たないといけませんし、勝つ責任があると思っています。
その覚悟が足りなかったと思いますし、僕個人としては、今日の結果は不甲斐なく感じています。
ただ2週間後に開幕戦を控えているので、落ち込んでいる暇はありません。
反省すべき部分も多くありますが、良かった部分と悪かった部分を精査して、開幕に向けて準備していきたいと思います。
バスケにおいてゲームの中での波はもちろんあると思いますが、相手に流れがあるときにどれだけ自分たちが我慢できるか、自分たちに流れがあるときは、その時間帯をどれだけ継続できるかが勝負の鍵です。
それをみんなで理解して、今自分たちがどういう状態にいるのか、 流れが悪いときは何が原因なのか、何を修正するのか意思疎通をして、共有することが勝つために必要なことだと思うので、 練習の中からしっかりと取り組んでいきたいと思います。
悔しい思いもありますが、ラモス選手、ロング選手、モータム選手が直近で合流して十分な練習がこなせていない中、 こうして実戦を3試合させてもらえたことは良かったです。
個人的な部分では、昨シーズンが終わってから感覚が薄れていた試合の入り方や、恐れずに戦うことの感覚を取り戻せすことができました。
技術的な部分はどのチームに対しても通用する手応えを感じたので、心の持ち方にもっと着目していくことが大事だと思えたことは今大会の大きな収穫でした。 」