2021年 新年のご挨拶
日頃よりレバンガ北海道を応援してくださる皆様へ
新年、明けましておめでとうございます。
2020年は、自身の現役引退の年であること、念願の北海道でのオールスター開催、シーズン最終戦をホームで戦うこと、そして引退試合、東京オリンピック開催といった、生涯忘れられない一年になるはずでした。
新型コロナウイルス感染拡大により状況が一変し、27年のキャリアの終わりがシーズン途中でのリーグ戦中止に。
引退会見は言葉を届けたい相手が目の前にいないリモートでの実施となり、最終戦が中止、引退試合が延期になったことで、長い間支えてくださり、自分の人生を変えてくれた北海道のファン、ブースターの皆さんの前で、最後にコートに立ってプレーする姿をお見せすること、直接感謝の言葉をお伝えできない状況を、残念に思っております。
ただ、このコロナ禍によって改めて気づいたことも数多くあり、やはり自分の人生はたくさんの方との出会いやご縁によって成り立っており、人と人の繋がりが大事であるということを痛感いたしました。
選手としての時間を終えた今、自分がやるべきことは、クラブ一丸となってこの苦境を乗り越え、皆さんに愛される、そして強いチームを創っていくことであると思っています。
チームは今季ここまで厳しい状況ではありますが、勝利のために何をすべきかを考え、一戦一戦成長しています。
今は入場制限もあり、声を出しての応援ができず、これまでとは違った形で応援いただいている状況ではありますが、自身がコートから観てきた、会場が緑で埋め尽くされた光景を忘れることはできません。
いつかまた全“緑”応援をいただける日を願い、2021年も皆さんと共に、そしてレバンガ北海道として心を動かす感動や笑顔をお届けできるよう、邁進してまいります。
最後に個人的なことを申しますと、先日発表させていただきました通り、6月に引退試合を実施させていただくこととなりました。
直近の社会情勢次第となりますし、条件付きではあるかと思いますが、皆さんに楽しんでいただけるよう、また自身も皆さんとのコートでの時間を楽しめるように、コンディションを整え、万全な状態でその日を迎えられるよう、準備をしていきたいと思っております。
本年もレバンガ北海道への応援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社レバンガ北海道
代表取締役社長 折茂 武彦