レバンガ北海道#9折茂武彦選手2017-18シーズン契約更改会見のご報告
このたび、株式会社北海道バスケットボールクラブは、B.LEAGUE 2017-18シーズンにおいて折茂武彦選手と契約基本合意に至りましたので、ご報告いたします。
本日、本件に関する会見を行いましたので、その内容をお知らせいたします。
折茂選手のコメント、余すことなくお伝えします。
読みごたえたっぷりです。
ぜひ最後までお読みいただければ…!
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#9 折茂武彦 選手
【生年月日】1970年05月14日
【ポジション】SG
【背番号】9
【身長/体重】190cm / 77kg
【出身校】日本大学
【出身地】埼玉県
【国籍】日本
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【#9 折茂武彦選手 コメント】
本日は、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。今回、自身の色々な思いや葛藤などを応援してくださる方に直接お伝えしたいということで記者会見を開かせていただきました。
昨年、自分の念願でもあった真のプロリーグであるB.LEAGUEが発足し、スタートは怪我人が多く出てしまいチーム的にはなかなかうまくいかない前半戦でしたが、後半戦は怪我人も戻り、新たな外国籍選手の加入などにより、チームも本来の力を発揮し、なんとか残留を果たすことができました。自分自身も全試合出場することができ、9,000得点という記録も達成し、最低限の仕事はできたと思っています。
昨シーズンに関しては、その前のシーズンに大きな怪我をしてしまい、何をモチベーションにやってきたかと言うと、ただただプロリーグというもののコートに立ちたいという思いでやってきました。B.LEAGUEというものがなければ、もしかしたらそこで力尽きていたかもしれません。自分としては、これまでのバスケット人生のすべてに全力で取り組んできましたし、頭の中では半分以上もういいのではないかという思いの方が非常に強くなっていたタイミングでした。正直、体力的にもキツイですし、勝負の世界にいるというある意味のストレスを抱えながら20年以上この世界で戦ってきて、自分の中ではそろそろどこかでピリオドを打たなければならないのかなという気持ちになっていました。
そんな中、たまたまCSファイナルの解説の依頼があり、あの会場に自分もいることになりました。自分は若い時に様々な大きな舞台に立ってきましたが、CSファイナルの1万人以上の観客が入ったあの会場や華やかな演出を目にしたときに、自分は時代に選ばれなかったなと思いました。ただ、ようやくバスケットにもこういう時代が訪れたという嬉しい気持ちもあり、寂しい、悔しい思いもありました。一緒に1年間だけプレーした、36歳になる田臥選手があの舞台でチームを優勝させたのを見て、ちょうど自分が北海道に来たのが36歳だったこともあり、自分に重なるものがありました。
北海道に来てからは、プレーオフに出場することはできましたが、優勝に絡むことは一度もできていません。優勝やファイナルといった舞台から遠ざかって10年くらい経ち、そういう感覚も忘れかけていた中、解説の仕事でファイナルの会場を実際に見た時に、もう一度あのような場所に立ってみたいという思いになりました。自分としては、もう力がないと思われている部分があるのかもしれませんが、プロである以上は、可能性がある限り上の舞台を目指したい、もう一度時代に選ばれる存在になりたいという思いがあり、自分がこれまでやってきた証として、あのような舞台でもう一度力を発揮したいと思いました。
今回あのような(内容を伏せた)リリースをしたのでご心配をお掛けしてしまったかもしれませんが、今シーズンも現役を続行させていただきたいと思いこういった会見を開かせていただきました。
また、自分にはもう一つ夢があり、ずっと年齢を理由に自分にふたをしていたのですが、若い時からどうしてもオリンピックというものに出たかった、というのがあります。オリンピックに出ればバスケット界が変わるのではないかと信じてここまでやってきた中、2020年に東京でオリンピックが開催されることになりました。プロ選手である以上は1年1年結果を出していかなければならず、そこにたどり着けるかはわからないですし、可能性的には限りなく低いのかもしれない。もしかしたら、そういったことを言えば周りの人に無理なんじゃないか、笑われるのではないかという風に思ってはいますが、バスケットを始めてからの夢だったオリンピック出場を、自分自身で諦める必要はないのではないかと思いましたし、現役である以上はそこを目指していきたいと思っています。
北海道に来てからずっと、北海道のたくさんの人たちに応援していただいて、ここまで現役を続けさせていただいて、本当にそのことに関しては感謝しきれない思いでいます。現役を続けるうえで何のために頑張るかと言えば、当然北海道の人たちのために全力を尽くして頑張っていきたいという思いは変わらず持ち続けていますが、今回は少しだけ自分のためにというか、自分の想いや夢を持って新たなシーズンを進んでいきたいと思っています。
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【チーム統括・清永貴彦 コメント】
本日はお集まりいただきありがとうございます。
株式会社北海道バスケットボールクラブでは、B.LEAGUE2017-18シーズン、折茂武彦選手と契約に至りましたことをご報告いたします。
昨シーズンを振り返って、折茂選手は貢献度がチームの中で1番高かった選手でもありますし、昨シーズンのチームの勝利や、結果的に一部残留できたことに関して貢献してくれたということで、今シーズンもぜひ選手としてレバンガのユニホームを着てコートに立ってもらいたい、また、その決意をしてもらったということは、チームとしても非常に感謝しています。
新シーズンは昨シーズン以上にチームの勝利、そして結果を出せるように貢献していただきたいと思っています。
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